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TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.24

TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.24
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■■    TechnoProducer ビジネスに「効く」知財

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■間違いだらけの知財教育~「アイデアと特許の間に」
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●本日の一言 
「知識を求めるのは、単に知識のために求めるのではなく、まして
名誉のためではなくて、人類に対してより良き務めをなすことが
できるものとして、自らに備えんがため、これをなすような者で
なければならない」C.J.Lベーツ
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■アイデアと特許の間に~アイデアの膨らませ方(前編)

以前このメルマガで取り上げたように、既存の特許をたたき台にすれば
新しいアイデア=「発明」は面白いぐらいどんどん出てきます。
しかし、それらの「発明」を特許として出願するためには、さらに
いくつかの作業が必要となってきます。今回は、「発明」と「特許」の
間にある溝を埋める作業を取り上げてみましょう。


まず出てきたアイデア(以下「発明」)について、「何が本質なのか」を
抽出する作業が必要になります。何がなぜ新しいのか・素晴らしいのか、
という風に考えてもいいかもしれません。

以下のような手順に従って、考えていくことで発明の本質を特定することが
できます。

①発明の「効果」を言葉で表現する
②その技術効果がどのようにして実現されるのかを、「作用や動き」として
記述する
③その作用や動きを構成する要素(部品・モジュールや特性)をリストアップ
する
④リストから「必須の構成要素」のみを抽出する(不要な構成要素を省く)
⑤必須の構成要素」の集まりとして発明を特定する


説明だけではピンとこない、かもしれませんので、以下例題です。

【例題】
★前提:あなたは「ゴム底の靴」というものを発明しました。
これまでの靴はすべて底が革で、少し歩くとすぐに足が痛くなり疲れて
しまう、という問題がありましたが、ゴム底にすると解消できました。

Q:この発明の本質を、言葉で表現するとどうなるでしょうか。


ヒント:たとえば次のように自問自答みるとよいかもしれません。

①なぜ、革底の靴が疲れるのか
あるいは、
②なぜ、ゴム底にすると疲れないのか

少し考えてみてください。
(解答例と解説は次号に掲載します)


実はこの作業、発明を特許にする時だけではなく、研究テーマを探したり
新しいアイデアを考える際にも、とても役立ちます。




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TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.23

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■間違いだらけの知財教育~「特許は過去の情報か?」
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●本日の一言 「創造力はすべてを省略する」
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■特許は過去の情報か?

特許に関する仕事をしていると、以下のような質問をよく受けます。

「特許情報は、過去の情報ですよね。調べても今後のことはわからないのでは?」

全くその通りで、特許に限らず世の中の情報は、基本的にはすべて過去の
ものです。ですので、それが未来に向けてトレンドになりそうかどうか、を
吟味し判断する必要があります。

そういうと、なんだ難しくて面倒だな、と思われるかもしれません。

はたしてそうでしょうか?

自分に関係のある分野で、まずは、常に先を見据えて研究を進めている研究者、
企業に注目して、調べてみてはいかがでしょうか?
これまでの実績から、すぐに心当たりが出てくるのではないでしょうか?

常に一歩先を行く企業の考えていることは、大変参考になります。

たとえば、米国特許でアップルやグーグル、インテルの特許を調べてみると、
彼らがどのような「未来予想」をしているのか、読み取ることができます。

http://www.google.com/patents
http://ep.espacenet.com/advancedSearch?locale=en_EP


自分で未来予想をする作業はなかなか難しいですが、ほかの企業が未来を
どう見ているか、というところから始めるのは、そんなに難しいことでは
ないですよね。

参考)未来学 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E5%AD%A6 


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TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.22

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■これからの技術者に求められるもの
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●本日の一言 知のスピード「クイック&オプション」平尾誠二
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★知財セミナーのご案内
http://www.techno-producer.com/docs/bizengineer_school_0903.pdf

・どんなにブレインストーミングをしても、なかなかアイデアが出ない
という方へ。あなたが発明できない本当の理由は。。。

第3回 6月17日(水) 誰でもできる簡単『発明・発想術』


・いつもキーワード検索一本槍の方へ。

第4回 7月 1日(水) 技術者のための先行技術調査


また、以下の通り著作権に関するセミナーも開催いたします。
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_C5_search1.html




■これからの技術者に求められるもの~仮説立案と情報分析能力

先日、関西のある私立大学の技術経営(いわゆるMOT)コースにて
「特許情報分析」に関する講義を行って参りました。

以前、同大学の社会人コース向けでも、同様の講義をさせていただき
その際は、実務に直結する内容とのことでご評価いただいたのですが、
今回は、修士の学生向けということで、実務的な話がどこまで通じるのか
いささか不安な面がありました。

結論から申し上げると、そのような心配は無用でした。

経営学の基礎的な知識をきちんと習得しているためでしょうか、実務経験者
以上に理解度が高かったようです。質問も的確で、非常に楽しい講義と
なりました。


当日は、光触媒技術が今後どのような用途に使われる可能性があるか、
その中で、光触媒の材料メーカーとしてどの事業に参入するかについて、
特許情報分析を用いたGr演習を実施しました。

ある企業に注目したGr、膨大な公報から情報収集するため、数件おきに
公報をピックアップする「サンプリング」を駆使したGr等、こちらも学ぶ
ことが多々ありました。


こういった演習を通じて見えてくるのが、各人の「仮説立案能力」とその
「検証能力」です。何の仮説も持たずにデータを見ても、何も見えないばかりか、
データの量に圧倒されて戦意喪失するのがオチ。
今回の学生諸氏は、データに圧倒されることなく、限られた時間で結論を導き出す
ために、知恵を絞ってくれました。

意思決定の作業の中では、「XXXXなのではないだろうか」という、結論に関する仮説
のみならず、もう一歩踏み込んで「YYYYYのようにに分析をす『れば』、XXXXが見えて
くるのではないだろうか」と進めていくことが必要です。
うまく答えが出ないときは、「結論に関する仮説が否定されたのか、それとも検証手法が
悪いのか」となるわけです。まさに仮説検証の積み重ねです。


コンサルティングファームのマッキンゼーを現在の姿に導いたマービン・バウアーの
言を借りれば、
「企業の経営者にアドバイスするのに、企業の経営者の経験が必要な訳ではなく、
優秀で知的好奇心にあふれた若者が、十分な訓練を受けて高い職業倫理を身につければ、
十分その役割を果たすことができる」
のです。

これからの彼らの活躍に、大いに期待したいと思います。



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