TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.69
TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.69
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■■ TechnoProducer ビジネスに「効く」知財
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■4月以降の関連イベント
★HP http://www.techno-producer.com/
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●<弊社からのメッセージ>
東北関東大震災にて被災されました皆様には、心よりお見舞い
申し上げますと共に、復興に向け、弊社がなすべきことを今後も
着実に進めてまいりたいと存じます。
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本メールマガジンは、エンジニアの方々、知財担当者、教育担当者の
方々にちょっとしたお役立ち情報を届けます。
・バックナンバー http://technoproducer.blog84.fc2.com/
お申し込みは、mail@techno-producer.comまで。
また、弊社の教育カリキュラムの抜粋が、以下のコラムに出ています。
★コラム:ビジネスと知財
http://www.johokiko.co.jp/column/column_takahisa_kusuura.php
ぜひ、お知り合いの方や技術者の方にご転送、ご紹介下さい!
///////4月以降の弊社関連イベント情報//////////
現在休止中の他イベントに関しましては適宜日程を調整し、今後逐次
再開の予定です。
★「特許情報検索 & 技術契約セミナー」開催のご案内
この度、ご好評を頂いております“ビジネスエンジニアのための知財
eラーニングシリーズ”に“特許情報検索(初級)コース”と“技術
契約コース”の2コースが加わることになりました。
そこで、新コースのリリースに伴い、記念セミナーを開催させていた
だきます。
・日 程: 2011年5月26日(木曜日)
・時 間: 13:30~16:45 (13:15 受付開始)
・場 所: 航空会館 8 階 801 会議室 (東京都港区新橋1丁目18番1号)
(地図 http://www.kokukaikan.com/tizu.htm)
・主 催: 中央光学出版株式会社、TechnoProducer 株式会社
・参加料: 無 料
詳細、お申し込みは以下。
http://www.techno-producer.com/docs/seminar110526.pdf
///////知財関連情報・イベント情報//////////
★「現代の発明家から未来の発明家へのメッセージ」
第2期第10回では、筑波大学の山海教授より、
「健康長寿社会を支える最先端人支援『ロボットロボッ スーツ HAL』」
と題して、メッセージを頂いております。
山海教授が発明したRobot Suit HALは、体に装着するタイプの世界初の
サイボーグ型ロボット。装着者が体を動かそうとしたことを検知して筋
肉の動きに合わせて関節を動かし、動きをサポートします。障がいや病
気のために自分の足では歩けず車椅子で生活している方が、もう一度自分の
足で歩きたい、という夢を叶えるロボットです。
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/beginner/index02.html
★「米国知財法の最新動向を踏まえた~強い知的財産権の権利化と訴訟ストラテジー」
Knobbe Martens Olson & Bear LLP 主催のセミナーが開催されます。
・開催日時: 2011年4月15日(金)15:00~18:00 懇親会:18:00~20:00
・受講料 : 無料 (テキスト代、懇親会費込み)
・定 員 : 80名
・会 場 : SapiaTower 605会議室 [東京都](最寄駅:東京)
詳細は以下。
http://www.icpl.co.jp/seminar/20110415s.html
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★「発明的創造の心理学について」~その9
今回も、G.S.アルトシューラーの論文「発明的創造の心理学について」を
取り上げて、「発明」について考えてみたい。
なお、日本語訳が、
http://www.hj.sanno.ac.jp/cgi-bin/WebObjects/107c2074456.woa/wa/read/c1_10db020d43d/
産業能率大学 総合研究所 HP
よりダウンロード出来ますので、ぜひご参照ください。
これまで、本論文を8回にわたり読み解いてきた。
難解といわれるアルトシューラーの創造の理論も、実はさほど特別な内容を取り扱って
いるわけではないことに気づく。
本論文の冒頭のところを、再度引用しよう。
「したがって、新たな技術課題を創造的に解決するには、それがどの技術分野に属す
るかにかかわりなく、次の3つの基本的要件が求められる。」
アルトシューラーは、その3つの基本要件として以下を挙げている。(以下引用)
1. 課題の設定すること、および当該の技術分野に既知の通常の方法による課題を解決
することを妨げている矛盾を明らかにすること
2. 新たな、より高度の技術的効果を実現するために矛盾の原因を除去すること
3. 対象システムの構成要素のなかで変更されたものと他の要素との間の整合を実現する
こと(新たな質に適合する新たな形がシステムに与えられる)
彼はこの3つをそれぞれ、「分析段階」「操作段階」「総合段階」と呼んでいる。そして、
すべての物事において言えることであるが、前の工程ほど、全体のアウトプットに大きな
影響力を持つ(たとえば「コストは設計で8割決まる」と言われる。)
発明においても最初の段階である「分析段階」に十分な時間を割くことで、大きな飛躍、
創造的なアイデアがえられる。私はこれを特に「課題分析」と呼び、また、課題を先回り
して考えることで、将来の市場に大きなインパクトが与えられること、そのための具体的な
手法などを、日々技術者や大学生に、「発明塾」等を通じて指導している。
「課題の選定」「課題の発掘」「課題の先読み」この重要性を理解することから、始まる。
そしてそのために必要なのが「情報分析能力」と「論理的思考力」である。
これらの能力は、繰り返しの訓練で確実に鍛えることができます。
つまり、発明的思考能力は、鍛えることができるのです。
最後に、アルトシューラーの論文から以下引用して、本シリーズを終了とします。
「発明者の課題は、たまたま視野に入ってきたテーマを機械的に選択することではなく、
対象とするシステムの発展のダイナミックスを創造的に研究し、そのシステムの全般的発展に
対するブレーキとなっている、現段階における決定的な問題を発見することにある。」
※なお、これまでの全解説は以下のHP(本メルマガのバックナンバー)にて閲覧可能です。
http://technoproducer.blog84.fc2.com/
■知的財産学習用DVDの紹介~「知的財産概論と情報検索」「現場感覚を反映した著作権」
山口大学 技術経営研究科 木村友久教授による知的財産の講義がDVDになりました。
実際の事例を交えて、楽しく学べるDVDになっています。
例えば「知的財産概論と知的財産情報検索」では、あの有名な「くるりんポイ」排水口を
取り上げ、
・関連する特許にどのようなものがあるか
・類似、競合商品とその特許
・開発の経緯はどの様になっているのか、課題はなにか
など、実際の特許を調べ、一つ一つ読み解いて行きます。中小企業での知財の活用事例
なども分かりやすくとりあげられており、中小企業の経営者、士業の方にも参考になる
でしょう。
もちろん、「知的財産とは」「特許とは」という基礎的な内容からすべて網羅されている
ため、初学者、若手技術者でも安心して学ぶことが出来ます。
また「現場感覚を反映した著作権」では、一見複雑な著作権の各内容を分かりやすく
解説した上で、GPL問題や音楽に関する事例などを、実務の観点から幅広く取り上げた、
まさに「現場感覚」で実務的な教材になっています。
詳細、お問い合わせ、お申し込みは、以下。
http://www.techno-producer.com/docs/yamaguchi_dvd_101116.pdf
」」」」」」」」」」」
「発明も訓練と経験でうまくなっていくものだ。」
― 発明家たちの思考回路 より
┃★コラム:ビジネスと知財
┃http://www.johokiko.co.jp/column/column_takahisa_kusuura.php
┃▼周りの方に、ご紹介ください。コピー、転送大歓迎。
┃▼メールアドレス変更、配信停止は、mail@techno-producer.comまで。
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■■ TechnoProducer ビジネスに「効く」知財
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東北関東大震災にて被災されました皆様には、心よりお見舞い
申し上げますと共に、復興に向け、弊社がなすべきことを今後も
着実に進めてまいりたいと存じます。
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本メールマガジンは、エンジニアの方々、知財担当者、教育担当者の
方々にちょっとしたお役立ち情報を届けます。
・バックナンバー http://technoproducer.blog84.fc2.com/
お申し込みは、mail@techno-producer.comまで。
また、弊社の教育カリキュラムの抜粋が、以下のコラムに出ています。
★コラム:ビジネスと知財
http://www.johokiko.co.jp/column/column_takahisa_kusuura.php
ぜひ、お知り合いの方や技術者の方にご転送、ご紹介下さい!
///////4月以降の弊社関連イベント情報//////////
現在休止中の他イベントに関しましては適宜日程を調整し、今後逐次
再開の予定です。
★「特許情報検索 & 技術契約セミナー」開催のご案内
この度、ご好評を頂いております“ビジネスエンジニアのための知財
eラーニングシリーズ”に“特許情報検索(初級)コース”と“技術
契約コース”の2コースが加わることになりました。
そこで、新コースのリリースに伴い、記念セミナーを開催させていた
だきます。
・日 程: 2011年5月26日(木曜日)
・時 間: 13:30~16:45 (13:15 受付開始)
・場 所: 航空会館 8 階 801 会議室 (東京都港区新橋1丁目18番1号)
(地図 http://www.kokukaikan.com/tizu.htm)
・主 催: 中央光学出版株式会社、TechnoProducer 株式会社
・参加料: 無 料
詳細、お申し込みは以下。
http://www.techno-producer.com/docs/seminar110526.pdf
///////知財関連情報・イベント情報//////////
★「現代の発明家から未来の発明家へのメッセージ」
第2期第10回では、筑波大学の山海教授より、
「健康長寿社会を支える最先端人支援『ロボットロボッ スーツ HAL』」
と題して、メッセージを頂いております。
山海教授が発明したRobot Suit HALは、体に装着するタイプの世界初の
サイボーグ型ロボット。装着者が体を動かそうとしたことを検知して筋
肉の動きに合わせて関節を動かし、動きをサポートします。障がいや病
気のために自分の足では歩けず車椅子で生活している方が、もう一度自分の
足で歩きたい、という夢を叶えるロボットです。
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/beginner/index02.html
★「米国知財法の最新動向を踏まえた~強い知的財産権の権利化と訴訟ストラテジー」
Knobbe Martens Olson & Bear LLP 主催のセミナーが開催されます。
・開催日時: 2011年4月15日(金)15:00~18:00 懇親会:18:00~20:00
・受講料 : 無料 (テキスト代、懇親会費込み)
・定 員 : 80名
・会 場 : SapiaTower 605会議室 [東京都](最寄駅:東京)
詳細は以下。
http://www.icpl.co.jp/seminar/20110415s.html
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★「発明的創造の心理学について」~その9
今回も、G.S.アルトシューラーの論文「発明的創造の心理学について」を
取り上げて、「発明」について考えてみたい。
なお、日本語訳が、
http://www.hj.sanno.ac.jp/cgi-bin/WebObjects/107c2074456.woa/wa/read/c1_10db020d43d/
産業能率大学 総合研究所 HP
よりダウンロード出来ますので、ぜひご参照ください。
これまで、本論文を8回にわたり読み解いてきた。
難解といわれるアルトシューラーの創造の理論も、実はさほど特別な内容を取り扱って
いるわけではないことに気づく。
本論文の冒頭のところを、再度引用しよう。
「したがって、新たな技術課題を創造的に解決するには、それがどの技術分野に属す
るかにかかわりなく、次の3つの基本的要件が求められる。」
アルトシューラーは、その3つの基本要件として以下を挙げている。(以下引用)
1. 課題の設定すること、および当該の技術分野に既知の通常の方法による課題を解決
することを妨げている矛盾を明らかにすること
2. 新たな、より高度の技術的効果を実現するために矛盾の原因を除去すること
3. 対象システムの構成要素のなかで変更されたものと他の要素との間の整合を実現する
こと(新たな質に適合する新たな形がシステムに与えられる)
彼はこの3つをそれぞれ、「分析段階」「操作段階」「総合段階」と呼んでいる。そして、
すべての物事において言えることであるが、前の工程ほど、全体のアウトプットに大きな
影響力を持つ(たとえば「コストは設計で8割決まる」と言われる。)
発明においても最初の段階である「分析段階」に十分な時間を割くことで、大きな飛躍、
創造的なアイデアがえられる。私はこれを特に「課題分析」と呼び、また、課題を先回り
して考えることで、将来の市場に大きなインパクトが与えられること、そのための具体的な
手法などを、日々技術者や大学生に、「発明塾」等を通じて指導している。
「課題の選定」「課題の発掘」「課題の先読み」この重要性を理解することから、始まる。
そしてそのために必要なのが「情報分析能力」と「論理的思考力」である。
これらの能力は、繰り返しの訓練で確実に鍛えることができます。
つまり、発明的思考能力は、鍛えることができるのです。
最後に、アルトシューラーの論文から以下引用して、本シリーズを終了とします。
「発明者の課題は、たまたま視野に入ってきたテーマを機械的に選択することではなく、
対象とするシステムの発展のダイナミックスを創造的に研究し、そのシステムの全般的発展に
対するブレーキとなっている、現段階における決定的な問題を発見することにある。」
※なお、これまでの全解説は以下のHP(本メルマガのバックナンバー)にて閲覧可能です。
http://technoproducer.blog84.fc2.com/
■知的財産学習用DVDの紹介~「知的財産概論と情報検索」「現場感覚を反映した著作権」
山口大学 技術経営研究科 木村友久教授による知的財産の講義がDVDになりました。
実際の事例を交えて、楽しく学べるDVDになっています。
例えば「知的財産概論と知的財産情報検索」では、あの有名な「くるりんポイ」排水口を
取り上げ、
・関連する特許にどのようなものがあるか
・類似、競合商品とその特許
・開発の経緯はどの様になっているのか、課題はなにか
など、実際の特許を調べ、一つ一つ読み解いて行きます。中小企業での知財の活用事例
なども分かりやすくとりあげられており、中小企業の経営者、士業の方にも参考になる
でしょう。
もちろん、「知的財産とは」「特許とは」という基礎的な内容からすべて網羅されている
ため、初学者、若手技術者でも安心して学ぶことが出来ます。
また「現場感覚を反映した著作権」では、一見複雑な著作権の各内容を分かりやすく
解説した上で、GPL問題や音楽に関する事例などを、実務の観点から幅広く取り上げた、
まさに「現場感覚」で実務的な教材になっています。
詳細、お問い合わせ、お申し込みは、以下。
http://www.techno-producer.com/docs/yamaguchi_dvd_101116.pdf
」」」」」」」」」」」
「発明も訓練と経験でうまくなっていくものだ。」
― 発明家たちの思考回路 より
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