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TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.98

TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.98
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■■    TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.98


配信数:約6000 配信実績:2008年8月19日より隔週発行
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■5月以降の関連イベント

●今回のトピック
・第2回「知財戦略セミナー エジソンを育てる」ご報告と御礼
・知財教育とeラーニング~学習効果は時間に比例

★HP http://www.techno-producer.com/
★発明塾~未来のエジソンを育てます http://edison-univ.blogspot.com/
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●今週の一冊
「ものづくり経営学」藤本隆宏

設計、製造は「知識の転写」。その工程をどうコントロールし競争力につなげ
るか。それが「ものづくり」の本質であるとする。「ものづくり」で勝つための
ヒントが詰まった一冊。技術や経営、企画の方のみならず、知財の方にも読んで
いただきたい。事業の「勝ちパターン」を理解せずして、「事業で勝つための」
知財活動は出来ないからである。

度々紹介している「国際標準化と事業戦略」(小川)とセットで読めば、さらに
理解が深まる。

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本メールマガジンは、エンジニアの方々、知財担当者、教育担当者の
方々にちょっとしたお役立ち情報を届けます。
・バックナンバー http://technoproducer.blog84.fc2.com/

お申し込みは、mail@techno-producer.comまで。


また、弊社の技術者向け知財教育カリキュラムの抜粋を、コラムにしております。
知財部で人材育成にあたられている方、技術者の方、若い部下をお持ちの方、ぜひ
一読ください。

★コラム:ビジネスと知財
http://www.johokiko.co.jp/column/column_takahisa_kusuura.php


お知り合いの方、知財部門の方、技術者の方、企画部門・人事教育部門の方に、
是非ご転送、ご紹介下さい!

お願いします!!!

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★★★ 弊社主催「知財教育相談会」~知財戦略が現場で実行できるように~開催 ★★★

知財活動の成否が事業活動に大きな影響を及ぼすことは、いまや多くの方に広く認識
されています。しかし、知財活動を推進する上で不可欠な知財教育に「課題を感じている」、
「成果を実感できない」、「次のアクションに繋がらない」という声を多くの知財教育
担当者の方から伺います。

『知財教育相談会』では、効果的なカリキュラム構築やアンケート活用事例、また、実績の
ある知財教材を例として取り上げ、事業活動に貢献できる知財教育について議論します。

企業の『知財教育推進担当者』、『人事部門』、『企画部門』の皆様のご参加を、心より
お待ち申し上げます。


●「発明者向けの特許情報検索教育」、「発明者の特許性判断スキル養成」
~4月26日(木)東京

 技術者に必ず身につけていただきたい「検索能力」「特許性に関する考え方」。いかに
 抵抗感なく、確実に身につけていただくか、について具体例を交えてお話いたします。


●「知財教育におけるEラーニング活用」、「Eラーニングで実現するアンケートの効果的活用」
~5月24日(木)東京開催

 アンケート/テストの活用により、セミナー以上の効果が期待できることがわかってきた
 イーラーニング。その具体例とさらなる活用法について、お話いたします。


詳細、お申込みは以下URLをご参照ください。
http://www.techno-producer.com/docs/tpc_kyoikusodan_1204.pdf



★★★ 【定期開催中】「若手知財担当者向け知財戦略勉強会」 ★★★

現在弊社では、丸島儀一氏の「知的財産戦略」をテキストに、若手知財担当者が
知財戦略について学ぶ「知財戦略勉強会」を定期開催しております。
相互に成長、発展する場を目指して、参加者間で活発に議論を行なっています。

毎月第四金曜日の19:00~21:30、東京都内での開催です。

参加ご希望の方、ご興味お持ちの方は以下までご連絡ください。
折り返し担当者から、詳細につき連絡いたします。

・連絡先 info@techno-producer.com 秋好(あきよし)まで

また、丸島氏の「知的財産戦略」に関する討議の終了後、次のテキストとして
小川紘一氏の「国際標準化と事業戦略」を取り上げる予定です。丸島氏の書籍と
並んで、知財関係者のみならず、企画や新規事業担当者、研究者がかならず
押さえておくべき本だと、我々は考えています。



★★★★★★★★★ 『大阪知財塾』のお知らせ ★★★★★★★★★

弊社代表取締役・弁理士の五丁龍志(4月より大阪工業大学知的財産学部客員准
教授兼務)が4月より大阪で弁理士試験突破を目指す勉強会をスタートします。

これまで2001年から10年超の受験機関(Wセミナー・TAC)での弁理士受験生指導
の経験を活かしつつ、今後の中心となる中国・アジアで通用する知財専門家、
実務家の育成を図る取り組みの第一弾としてスタートするものです。

・「大阪知財塾」HP
 http://osakachizaijuku.seesaa.net/

個人の方を対象とした毎週土曜日開催の勉強会となりますが、本格的な学習の場
となりますので、知財の専門知識を習得したい方は、この機会にぜひご活用くだ
さい。

詳細は以下までお問い合わせください。
・連絡先 IP-seminar@techno-producer.com



///////5月の知財関連イベント情報///////

5月は、中国・アジアに関するセミナーが多く開催されます。


★「中国特許訴訟の近年の傾向と対策」-巨額な損害賠償金の支払いを命じられないために-

・日 時:5月14日(月)14:00-17:00
・講 師:河野 英仁氏
(河野特許事務所 弁理士)
・会 場:大阪科学技術センター 7F 701号室 案内図はこちら

詳細は以下URLをご参照ください。
http://www.lesj.org/contents/japanese/02_1getsu.html


★「中国、台湾、韓国の弁理士が語る『中国・台湾・韓国 最新特許』セミナー」

・日 時:5月15日(火) 12:55受付開始
・会 場:五反田ゆうぽうと (JR五反田駅西口徒歩約5分)
 http://www.u-port.jp/access.html

詳細は以下URLをご参照ください。
http://www.ippjp.com/pdf/ClipSeminarInfo120515.pdf


★「中国・東南アジア諸国への事業戦略と知的財産の保護」

・日 時:5月30日(水) 14:00ー16:00
・講 師:高木 裕 氏(弁理士/高木国際特許事務所)
・会 場:神奈川県立川崎図書館 2Fホール (川崎市川崎区富士見2-1-4
 http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/common/directions_k.htm

詳細は以下URLをご参照ください。
http://www.kawasaki-net.ne.jp/event/20120516%20school.html


★「ユニ・チャームの知財戦略」

・日 時:5月31日(木) 14:00-17:00
・講 師:地曵 慶一 氏(ユニ・チャーム株式会社 知財法務本部長代理)
・会 場:虎ノ門「日本消防会館」5階 大会議室

詳細は以下URLをご参照ください。
http://www.lesj.org/contents/japanese/02_1getsu.html



///////5月以降の弊社講師セミナー情報///////


★5月22日(東京)「先読み・バリューチェーン特許戦略 【10年先まで勝つ方法】」(楠浦)
 http://www.catnet.ne.jp/triceps/sem/s110216n.htm
 「部品」「材料」メーカーが「先読み」「バリューチェーン支配」で高収益を目指す。
 新たな事例も追加しました。

★5月24日(東京)「技術に携わる人のための知っておきたい契約知識」(五丁)
 http://www.ebrain-j.com/cgi-bin/seminar/seminar_detail.cgi?id=20120528-0004&date=201205
 ますます増える外部との「共同研究」「提携」に備えて、契約の考え方を「契約7つ道具」
 でわかりやすく。

★6月20日(東京)「『MBA視点から見た知財戦略』~知財戦略の基礎から、競争優位の
           知財戦略の立案、および経営層への提案の仕方~」(秋好)
 http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC120698.php
 経営における知財の重要性、知財と経営との関わりを、いかに「経営者に理解してもらうか」。
 そのような悩みをお持ちの方に。

★6月21日「かんたん!特許公報の内容把握と特許要約シート作成」(山田)
 http://www.rdsc.co.jp/seminar/120634.html
 特許情報活用を目指したい知財担当者、技術者に。

皆様のご参加を、講師一同心よりお待ちしております。



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★弊社主催 第2回 知的財産戦略セミナー 開催ご報告と御礼

おかげ様で、37名の方にご参加いただことができました。野崎先生より、経営戦略の
フレームワークのご紹介、経営者の視点で情報を提示する必要があること、パテント
マップの一例として「発明者」分析による技術開発経緯の分析、などの話題をご提供
頂きました。ご質問いただいた内容から、経営層にいかに知財活動を「可視化」して
提示するか、が共通の課題であるように感じました。昨今の「知財評価」も、その
文脈において重要視されている面もあろうかと存じます。ご質問頂きました皆様には、
貴重なご発言に感謝申し上げます。

皆様のご指導とご支援のお陰で、弊社はこの3月で5期目を迎えることが出来ました。
そのお礼の意味も込めまして、本年より「知的財産戦略セミナー」を定期開催させて
いただくこととなりました。

弊社代表の 五丁(ごちょう)が大阪工業大学知的財産学部の客員准教授に就任させて
いただくこととなり、楠浦(くすうら)は、本年も立命館大学理工学部・大学院技術経営
研究科(MOT)にて、発明発想法について半期15回の講義を担当させていただくことになり
ました。今後も、将来を担う技術者・知財人材の育成に継続的に携わっていきたいと考えて
おりますので、皆様のご理解とご支援を、よろしくお願い致します。



★知財教育とeラーニング~その効果は「学習時間の確保」

最近、弊社のお客様から「技術者への知財教育の効果が出てきました」という話をよく聞く
ようになりました(もちろん、eラーニングに限らず、です)。

・知財部に問い合わせが来るようになった
・質問、問い合わせ内容が的確になってきた
・回覧する公報を読んでくれるようになった
・先行技術を自力で探せるようになった
・テーマ検討のためのブレストと合わせた知財発掘活動が、軌道に乗ってきた
・技術者が発明の本質把握に習熟し、発明発掘がスムーズにできるようになった

何だそんなことかと思われるかもしれませんが、こういったある種「泥臭い」レベルでの
変化が日々の業務の質を向上させ、会社の競争力につながるのです。現場を強くすること、
それが教育の目的です。


さて、知財教育に限らず「eラーニング」のメリットは何かということについてよく議論に
なります。幾つかの大きなメリットがあるのですが、受講者にとっての一つのメリットは
「学習時間の確保」です。例えば、以下のような調査結果があります。

「オンライン学習の効果は学習時間の確保」
http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/ylab/2009/08/post_182.html

・対面状況よりも、一部または全てオンライン学習を受講した学生の方が成績が高い。
・オンラインと対面を組み合わせた教授は、対面だけ、オンラインだけよりも効果が高い。
・オンラインが対面よりも効果が高い理由は、学習時間が延びたからである。
・効果は内容や学習者の特性に依存しない。


対面よりもオンライン学習の方が効果が高いというのは、非常に興味深い結果です。また
その原因は学習時間が伸びたから、という極めてシンプルな結果です。学習効果は、媒体
ではなく、時間に依存するということです。

また、同じ事を一回で学ぶよりも、分割して学ぶほうが定着率が高い事も知られています。
これは、適切な間隔をおいてカリキュラムを分割することで、予習復習という「繰り返し学習」
が行われるからです。


他に、調査結果からはオンラインと対面を組み合わせる(弊社で言うと「セミナー」と
「eラーニング」の組み合わせ)ことにより、更に効果が上がる事がわかります。

さらに詳細を知りたい方は、オンライン学習に関する英語資料(以下)をご参照ください。
http://www.sloanconsortium.org/publications/survey/learning_on_demand_sr2010


この他、弊社の知財「eラーニング」の場合、単なる教育にとどまらず、全社的な知財活動を
支援する「ツール」としても、数多くの企業様にご活用いただいております。

もっと詳しく知りたい、という方は 5月24日(木)東京開催 の「知財教育相談会」にぜひ
お越しください。

詳細、お申込みは以下URLをご参照ください。
http://www.techno-producer.com/docs/tpc_kyoikusodan_1204.pdf



次回は再び「発明塾」のエッセンス紹介に戻ります。
「発明塾」 http://edison-univ.blogspot.com/



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「素直さは能力」

ある発明塾生の言葉。成長するのに必要な素質の一つとして、素直さがある、という議論の中で。

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★コラム:ビジネスと知財
http://www.johokiko.co.jp/column/column_takahisa_kusuura.php
▼周りの方に、ご紹介ください。転送大歓迎。
▼メールアドレス変更、配信停止は、mail@techno-producer.comまで。
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テーマ : ビジネス
ジャンル : ビジネス

TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.97

TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.97
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■■    TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.97


配信数:約6000 配信実績:2008年8月19日より隔週発行
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■4月以降の関連イベント

●今回のトピック
・「なぜ発明塾では検索技術を徹底的に鍛えるのか」~発明の基礎は検索にあり

★HP http://www.techno-producer.com/
★発明塾~未来のエジソンを育てます http://edison-univ.blogspot.com/
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●今週の一冊
「役員室にエジソンがいたら-知的財産で勝つ経営戦略-」一柳良雄 他

目次そのものが「今、我社はどの段階にいるのか」を意識するためのQuestionに
なっており、知財担当者の方は、目次だけでも、デスクかスケジュール帳に貼って
おくことをお勧めします。次に目指すべきレベルが明確になることで、経営陣に提案
すべき内容、業務として注力すべき分野も明確になります。

第1章 レベル1-ディフェンスレベル<知財で事業を守る>
第2章 レベル2-コスト・コントロールレベル<知財の管理費用を減らす>
第3章 レベル3-プロフィット・センターレベル<知財で収益を上げる>
第4章 レベル4-インテグレーションレベル<知財で企業を変える>
第5章 レベル5-ビジョンレベル<知財で未来を創る>

知財戦略、あるいは戦略的知財活動、と言っても様々な段階があり、まずは
現状を把握することが不可欠であることを、改めて知る一冊。

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本メールマガジンは、エンジニアの方々、知財担当者、教育担当者の
方々にちょっとしたお役立ち情報を届けます。
・バックナンバー http://technoproducer.blog84.fc2.com/

お申し込みは、mail@techno-producer.comまで。


また、弊社の技術者向け知財教育カリキュラムの抜粋を、コラムにしております。
知財部で人材育成にあたられている方、技術者の方、若い部下をお持ちの方、ぜひ
一読ください。

★コラム:ビジネスと知財
http://www.johokiko.co.jp/column/column_takahisa_kusuura.php


お知り合いの方、知財部門の方、技術者の方、企画部門・人事教育部門の方に、
是非ご転送、ご紹介下さい!

お願いします!!!

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★★ 弊社主催「知財教育相談会」~事業に貢献できる人材を育てる~開催 ★★

知財活動の成否が事業活動に大きな影響を及ぼすことは、いまや多くの方に広く認識
されています。しかし、知財活動を推進する上で不可欠な知財教育に「課題を感じている」、
「成果を実感できない」、「次のアクションに繋がらない」という声を多くの知財教育
担当者の方から伺います。

『知財教育相談会』では、効果的なカリキュラム構築やアンケート活用事例、また、実績の
ある知財教材を例として取り上げ、事業活動に貢献できる知財教育について議論します。

企業の『知財教育推進担当者』、『人事部門』、『企画部門』の皆様のご参加を、心より
お待ち申し上げます。


●「発明者向けの特許情報検索教育」、「発明者の特許性判断スキル養成」
~4月26日(木)東京

 技術者に必ず身につけていただきたい「検索能力」「特許性に関する考え方」。いかに
 抵抗感なく、確実に身につけていただくか、について具体例を交えてお話いたします。


●「知財教育におけるEラーニング活用」、「Eラーニングで実現するアンケートの効果的活用」
~5月24日(木)東京開催

 アンケート/テストの活用により、セミナー以上の効果が期待できることがわかってきた
 イーラーニング。その具体例とさらなる活用法について、お話いたします。


詳細、お申込みは以下URLをご参照ください。
http://www.techno-producer.com/docs/tpc_kyoikusodan_1204.pdf



★★★ 【定期開催中】「若手知財担当者向け知財戦略勉強会」 ★★★

現在弊社では、丸島儀一氏の「知的財産戦略」をテキストに、若手知財担当者が
知財戦略について学ぶ「知財戦略勉強会」を定期開催しております。
相互に成長、発展する場を目指して、参加者間で活発に議論を行なっています。

毎月第四金曜日の19:00~21:30、東京都内での開催です。

参加ご希望の方、ご興味お持ちの方は以下までご連絡ください。
折り返し担当者から、詳細につき連絡いたします。

・連絡先 info@techno-producer.com 秋好(あきよし)まで

また、丸島氏の「知的財産戦略」に関する討議の終了後、次のテキストとして
小川紘一氏の「国際標準化と事業戦略」を取り上げる予定です。丸島氏の書籍と
並んで、知財関係者のみならず、企画や新規事業担当者、研究者がかならず
押さえておくべき本だと、我々は考えています。



★★★★★★★★★ 『大阪知財塾』のお知らせ ★★★★★★★★★

弊社代表取締役・弁理士の五丁龍志(4月より大阪工業大学知的財産学部客員准
教授兼務)が4月より大阪で弁理士試験突破を目指す勉強会をスタートします。

これまで2001年から10年超の受験機関(Wセミナー・TAC)での弁理士受験生指導
の経験を活かしつつ、今後の中心となる中国・アジアで通用する知財専門家、
実務家の育成を図る取り組みの第一弾としてスタートするものです。

・「大阪知財塾」HP
 http://osakachizaijuku.seesaa.net/

個人の方を対象とした毎週土曜日開催の勉強会となりますが、本格的な学習の場
となりますので、知財の専門知識を習得したい方は、この機会にぜひご活用くだ
さい。

詳細は以下までお問い合わせください。
・連絡先 IP-seminar@techno-producer.com



★ 弊社主催 第2回 知的財産戦略セミナーのご案内 ~エジソンを育てる~ ★

4月13日に予定しております第2回 知的財産戦略セミナー ですが、お陰様で
満席となりました。お申込みいただいた方々のお越しを、お待ち申し上げます。
遠方の方もおられます、皆様お気をつけて、お越しくださいませ。

・ご参考)第2回 知的財産戦略セミナー 開催概要
http://www.techno-producer.com/docs/tpc-chizai-002.pdf




///////4月の知財関連イベント情報///////


★2012知的財産研究会プレセミナー「トヨタから見た知的財産マネジメント」
 ~モノづくり、技術で勝負する企業の知財活用~

研究開発によって生み出された発明や新技術をどのように事業資産に変換し、
いかにして収益に還元させていくのか…。トヨタの手法に学びましょう。

・日時:4月11日(水)15:00~17:00
・会場:大阪工業大学 梅田サテライトキャンパス(大阪市北区)
・主催:(社)大阪府工業協会、大阪工業大学知的財産学部

お申込み等詳細は、以下ご参照ください。
http://www.oit.ac.jp/japanese/news/index.php?id=201202035


★AIPPI・JAPANセミナー「日米の知財事情:知財の保護・執行・取得」
ホワイト&ケース法律事務所の弁護士による講演です。米国での特許訴訟の判例、
損害額の算定、SNSに関する問題、M&Aなどが取り上げられます。

・日時:4月12日(木) 9:30~17:30
・会場:シャングリ・ラ東京
(東京都千代田区丸の内1-8-3丸の内トラストタワー本館)

お申込み等詳細は、以下ご参照ください。
http://www.aippi.or.jp/japan/seminar_10025.html



///////4月以降の弊社講師セミナー情報///////


★4月24日(東京)「事業開発のためのビジネスアイデア創出の急所」(楠浦)
 http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_12147.html
 企画・新規事業開発担当者、研究テーマを見つけたいすべての研究者に。

★4月24日(東京)「技術者のための英語プレゼンテーション心得」(清家)
 http://www.rdsc.co.jp/seminar/120401.html
 英語プレゼンテ-ションにアレルギーのある方は是非。

★5月22日(東京)「先読み・バリューチェーン特許戦略 【10年先まで勝つ方法】」(楠浦)
 http://www.catnet.ne.jp/triceps/sem/s110216n.htm
 「部品」「材料」メーカーが「先読み」「バリューチェーン支配」で高収益を目指す。
 新たな事例も追加しました。

★5月24日(東京)「技術に携わる人のための知っておきたい契約知識」(五丁)
 http://www.ebrain-j.com/cgi-bin/seminar/seminar_detail.cgi?id=20120528-0004&date=201205
 ますます増える外部との「共同研究」「提携」に備えて、契約の考え方を「契約7つ道具」
 でわかりやすく。

皆様のご参加を、講師一同心よりお待ちしております。



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■「なぜ発明塾では検索技術を徹底的に鍛えるのか」~発明の基礎は検索にあり

前々号に引き続き、発明塾での取り組みの紹介を通じて「競争力のある知識の創出(=発明)」
のポイントについて、紹介したい。

今回は、具体的な「スキル」として「検索技術」を取り上げる。「検索技術」は単なる知識ではなく、
100m走を早く走るのと同じような「身体知(スキル)」である。

つまり、「教える」ものではなく「鍛える」ものである。

例えば、日本語の知識(類義語、同義語)、検索対象特有の決まり(特許の場合には技術分類など)、
のような「知識」の上に、「概念化」「ブール演算」のような思考/演算能力が複雑・リアルタイムに
組み合わされて「検索技術」となっている。これは「右足と左足を繰り返し早く動かせば早く走れる」
という知識だけでは早く走れないのと同じ、という意味で100m走と同じである。

※ちなみに「発明塾」では、知識よりも「スキル」の習得に重点を置いている。知識は各自で習得が
可能であるが、「スキル」は適切なコーチの指導のもと、正しいトレーニングが必要だからである。
日本を代表する経営学者 野中郁次郎 によれば、これからの企業に必要とされるのは「知的体育会系
(Intellectual Muscles)人材」である。

発明塾では、多くの時間を特許検索と特許分析に割いている。学生にも、事あるごとに指導を行い、
検索技術(速度と精度)の向上に務めている。

なぜか。

「知識の創出」に係わる研究者・技術者にとって、検索技術、正確には検索式の作成技術が必要と
される場面は、大きく分けて3つある。

1)事前分析
 発明テーマを定めた後に、その分野について予め網羅的に調べ、既存技術の水準、既存のアプ
 ローチを知っておく。いわゆる「分析」の一つである。分析するためには、まず分析対象の集団
 (母集団)を定める必要があり、そのために「検索」が必要となる。

2)解の探索
 アイデア出し後/中、自分のアイデアを実現するための技術要素を探索する。これは、解の要素の
 探索、段階である。自らのアイデアを実現するための要素技術や、実現可能であることが実証できる
 理論を探索し、アイデアという「仮説」を限界まで検証する必要がある。

3)先行例調査
 ほとんどのアイデアには、先行する類似のアイデアが存在する。思考のムダを省き、重複した
 作業を避けるためにも、アイデア出しを行った後に、類似のアイデアが存在するかどうかを
 確認する。
 これはいわゆる、先行例調査(特許で言う新規性、進歩性の確認)である。先行例との差異を
 掘り下げることは、発明の本質把握にとっても重要である。これにより、新たな着想に至ることも、
 しばしばである。

例えば分析段階では、発明塾では、特に特許分析を重視しており、キーワードはもちろんだが、PMGS
(パテントマップガイダンス)を用いて適切な技術分類(IPC等)を探し出し、技術分類、出願人、
場合によっては発明者の出願同行に注目し、分析を行うように指導している。研究開発の動向には、
必ず「個人」「企業」による傾向が存在する。それを読むことが「先読み」につながる。

解の探索段階でも、作業を効率良く行うためには、同様に技術分類による母集団作成、解が存在しうる
エリアの分析が欠かせない。

アイデア出し後の調査(いわゆる「先行技術調査」)においても、技術分類、適切なKWの選定により
先行技術を確実に見出すことが必須となる。「すでにある」ものを見逃して考え続けても、その成果は
「自己満足」に過ぎない。


塾生には、「なぜ検索が重要か」について、いつも以下のように説明している。

「新しい」アイデアを出すには「何が新しくて何が新しくないのか」を判断する基準を持つ必要がある。
そのためには、事前の分析が欠かせない。これをおろそかにすると、出したアイデアに対してことごとく
「ドンピシャ」で先行特許文献が存在する、という、極めて無駄な作業が続く。だから「調べる」
「分析する」という作業を何よりも優先しなさい。

検索式を正しく立てられる能力は、「知識の創出」作業を効率化し、正しくかつ「新しい」解にたどりつく
ために必須の能力である。「知識社会を生き抜くためのスキル」と言っても良いかもしれない。


弊社では、発明塾で実績のある指導内容を取り入れ、新たな教育プログラムを昨年開発、リリースした。
詳細は、以下の教育相談会で紹介している。


・4月26日(木)「発明者向けの特許情報検索教育」、「発明者の特許性判断スキル養成」

詳細、お申込みは以下URLにて。
http://www.techno-producer.com/docs/tpc_kyoikusodan_1202.pdf


この相談会で取り上げている「進歩性の判断スキル」も、発明創出には必須であり、発明塾でもかなりの
時間を割いて指導しているが、紙幅が尽きたので又の機会に紹介したい。進歩性に関する正しい認識を持つ
ことで、現状を大きく乗り越えるイノベーティブな発明を生み出すことができる。


発明塾で実際に用いている発想技法は、事例も含め、以下セミナーでも紹介している。

・4月24日(東京)「事業開発のためのビジネスアイデア創出の急所」(楠浦)
 http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_12147.html

・5月22日(東京)「先読み・バリューチェーン特許戦略 【10年先まで勝つ方法】」(楠浦)
 http://www.catnet.ne.jp/triceps/sem/s110216n.htm


他、発明塾に関しては、以下。

・世界を変える「発明塾」~若きエジソンを育てます!
http://edison-univ.blogspot.com/




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「困難観を持て」 以下より引用。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20120203/204350/

困難の後ろには収穫を手にする機会が潜んでいるということ。それゆえ、困難を嫌うのではなく、
「正しい困難観」を持ち、状況に対処すべき、としている。

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★コラム:ビジネスと知財
http://www.johokiko.co.jp/column/column_takahisa_kusuura.php
▼周りの方に、ご紹介ください。転送大歓迎。
▼メールアドレス変更、配信停止は、mail@techno-producer.comまで。
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テーマ : ビジネス
ジャンル : ビジネス

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