TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.116
TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.116
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■■ TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.116
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配信数:約6150 配信実績:2008年8月19日より隔週発行
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■1月以降の関連イベント
●今回のトピック
・第5回 知的財産戦略セミナー を1月25日(金)に開催します!残席わずか!
『ベテラン実務家が語る「知財の現場」』 ~「契約」と「交渉」の要諦~
・「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(3)
★HP http://www.techno-producer.com/
★発明塾~未来のエジソンを育てます http://edison-univ.blogspot.com/
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●今週の一冊
「グッバイ!ミスター・マネジメント―ゴミ箱理論、ワイク理論のすすめ」
遠田 雄志
ワイクのごみ箱理論をわかりやすく解説した本。ワイクのゴミ箱理論は、
以下5つのポイントにまとめられる。
①大事な問題の大部分は人の目につかない。
②シンボリックな事柄が重要になる。
③注意というのは希少資源である。
④ほとんどの選択機会が問題の受け皿というかゴミ箱となりうる。
⑤そして、ゴミ箱過程は容易に負担過多となる。
他、以下の様な実利的なアドバイスが詰まった、風変わりな経営書。
・時間を惜しむな。希少資源である時間を惜しまずに費やすことで一番になりうる。
・一度であきらめるな。決定の大半は偶然である。
・皮を切らせて骨を断つ。表現を変えるだけで物事はスムーズに進む。実をとること。
・外野で反対している人間を参加させよ。ゴミ箱過程のコントロールが難しいことを
知ればあきらめる(野党と与党)
・システムの負担を重くせよ。負担過多になるとなにがしかの決断は下される。
・ゴミ箱過程を用意せよ。厄介な人や問題があるときは、構造改革や長期目標といった
どうでもいいことを打ちあげて、注目をそこに集める。
・流れに逆らうな。組織を力で操縦しようとせず、小さな梃子を積み重ねて動かす。
・緊急提案は最後の方に提案せよ。
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本メールマガジンは、エンジニアの方々、知財担当者、教育担当者の
方々にちょっとしたお役立ち情報を届けます。
・バックナンバー http://technoproducer.blog84.fc2.com/
お申し込みは、mail@techno-producer.comまで。
また、弊社の技術者向け知財教育カリキュラムの抜粋を、コラムにしております。
知財部で人材育成をご担当の方、技術者の方、若い部下をお持ちの方、ぜひ一読
ください。
★コラム:ビジネスと知財
http://www.johokiko.co.jp/column/column_takahisa_kusuura.php
お知り合いの方、知財部門の方、技術者の方、企画部門・人事教育部門の方に、
是非ご転送、ご紹介下さい!
お願いします!!!
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★★★ お知らせ ~ 第5回 知的財産戦略セミナー を1月25日(金)に開催します! ★★★
詳細は、本メールマガジン後半または、以下URLをご参照ください。
http://www.techno-producer.com/docs/tpc-chizai-005.pdf
ご質問、お問い合わせは以下まで。
mail: tpc-chizai@techno-producer.com
★★★★★ 【定期開催中】「知財担当者向け知財戦略勉強会」 ★★★★★
現在弊社では、知財担当者が知財戦略について学ぶ「知財戦略勉強会」を定期開催しております。
「知財で負ければ事業もない時代」
「知財は土地。事業という建物を立てる前に、戦略的に確保すべき」
「アジア諸国企業との競争は、技術競争ではなく知財競争になる」
このような強い想いから、本勉強会は始まりました。
これまでテキストとして取り上げてきた丸島儀一氏の「知的財産戦略」に関する討議はすでに終了し、
現在、小川紘一氏の「国際標準化と事業戦略」を新たにテキストとして取り上げております。
丸島氏の書籍と並んで、知財関係者のみならず、企画や新規事業担当者、研究者が必ず押さえておく
べき本だと、我々は考えています。参加者の皆様が、相互に成長・発展する場を目指して、引き続き、
参加者間で活発に議論を行なっていきます。
原則として、毎月第四金曜日の19:00~21:30、東京都内での開催です。
参加ご希望の方、ご興味お持ちの方は以下までご連絡ください。
折り返し担当者から、詳細につき連絡いたします。
・連絡先 info@techno-producer.com 秋好(あきよし)まで
★★★★★★★★ 【定期開催中】『大阪知財塾』 ★★★★★★★★★★
弊社代表取締役・弁理士の五丁龍志(大阪工業大学知的財産学部客員准教授・漢之光華グループ顧問
兼務)が、大阪で弁理士試験突破を目指す勉強会を行なっています。
これまで2001年から10年超の受験機関(Wセミナー・TAC)での弁理士受験生指導の経験を活かし、
世界経済の中心となりつつある中国・アジアで活躍できる知財専門家、実務家を育成します。
・「大阪知財塾」HP
http://osakachizaijuku.seesaa.net/
個人の方を対象とした毎週土曜日開催の勉強会となります。本格的な学習の場となっております、知財の
専門知識を習得したい方は、ぜひご参加ください。
詳細は以下までお問い合わせください。
・連絡先 IP-seminar@techno-producer.com
★★★★★★★★★ 【新規開催】『大阪中国塾』 ★★★★★★★★★★★
大阪知財塾の兄弟ゼミとして「大阪中国塾」を1月に開講します。今回は4月からの正式開講へ向けてのプレ
セミナーです。
<詳細>
・狙い:アジアの大国としてビジネス上、関わりを持つこととなる「中国」の文化と言語、中国人の考え方を学ぶ。
・開催日:2013年2月1日(金)、8日(金) 時間はいずれも19:00~20:30です。
・内容
テーマ議論(30分)
設定したテーマを基に議論を行い、中国人と日本人の考え方の違いを感じ、理解を深める(テーマ:権利、交渉etc.)
中国語入門(60分)
活きた中国語を基礎から学びます。
・講師
張 立舟(大阪工業大学大学院知的財産研究科修士課程2年:留学生)
詳細、お申込みは以下URLをご参照ください。
http://osaka-china-zemi.seesaa.net
///////1月以降の知財関連イベント情報///////
★「知的資産新経営ビジネス塾」
東京大学 知的資産経営研究講座主催の連続セミナーが、1月24日から全7回で開催されます。
詳細は以下URLをご参照ください。
http://www.iam.dpc.u-tokyo.ac.jp/event/pdf/20121225.pdf
★国際知的財産活用フォーラム2013~グローバル市場の獲得と知財を生かした事業展開
・日時:2013年1月28日(月)9:30~17:00
・場所:品川プリンスホテル アネックスタワー5階 「プリンスホール」(東京都港区)
・費用:無料
詳細は以下URLをご参照ください。
https://comm.stage.ac/inpit2013/registration.html
★第12回JIPA知財シンポジウム「本音で語る知財戦略とアジアでの成功の秘訣」
本シンポジウムでは、WIPO 関係者より知的財産保護の国際的、特にアジア諸国に対する取り組みと期待について、
また、アジアの特許庁関係者から各国の特許制度の課題と将来展望について紹介があります。また、中国とその他
のアジア諸国・地域における企業の知財アクティビティーの比較を通じて、今後のアジア諸国・地域において企業が
取るべき知的財産戦略について、議論されます。
・日時:2013年2月1日(金) 10:30~17:40 ※受付開始10:00
・場所:名古屋国際会議場 センチュリーホール(名古屋駅からJRまたは地下鉄で約20分)
http://www.nagoya-congress-center.jp/access/index.html
詳細は以下URLをご参照ください。
https://www.jipa.or.jp/form/12sympo.html
★米国知的財産IP法務セミナー~グローバルマーケットに向けて知的財産権の有効活用~
このセミナーでは、アメリカにIPを所有または今後展開を計画されている日本企業や研究機関の皆様向けに、
アメリカの専門家から、米国特許法の最新情報や注意点に関する具体的な解説があります。
また、日本の法務専門家や日本企業からも、アメリカでのIP活用のヒントやアドバイスがあります。
・日時:2013年2月6日(水) 13:30 - 16:30 (受付開始 13:10)
*セミナー終了後名刺交換会あり
・場所:京都リサーチパーク 西4号館2F ルーム1
京都市下京区中堂寺南町134 http://www.krp.co.jp
<プログラム>
(仮)「日本企業が知っておくべき改定米国特許法の最新情報とより良い対処法」(逐次通訳 付)
米国ニューヨーク市 ルーカス & マーカンティIP専門法律事務所
「IPライセンス供与による事業拡大」 (日本語)北浜法律事務所・KITAHAMA PARTNERS 大阪事務所
「京セラの米国での知的財産管理・運用の体験、更なる試み」(仮題)京セラ株式会社 法務知的財産本部
詳細は以下URLをご参照ください。
http://www.buyusa.gov/japan/events/ipseminar/
///////1月以降の弊社講師セミナー情報///////
★1月22日「高収益企業クアルコムに学ぶ、技術・知的財産戦略」(楠浦)
http://www.ebrain-j.com/cgi-bin/seminar/seminar_detail.cgi?id=20130122-0004&date=201301
★1月23日「技術情報の保護・管理ノウハウ~情報の流出リスク対策、特許化する/しないの判断等~」(山田)
http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC130115.php
社員の頭の中にある「知」を、会社の資産としてどう保護していくか、具体的な方法を紹介します。
★1月24日「審査の実際と特許化のコツ~拒絶理由に対する反論材料を作る~」(五丁)
http://www.rdsc.co.jp/seminar/130121.html
技術者自身が特許的な視点から、拒絶理由通知への「反論材料」を作る手法を解説します。
★2月13日「【強い特許】の構築法~研究開発の成果をきっちり利益にする為に~」(山田)
http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC130272.php
技術者が、自分の成果を「会社に貢献する強い特許」にする方法と、その考え方を紹介します。
皆様のご参加を、講師一同心よりお待ちしております。
////////////////////////////
★★★ 弊社主催 第5回 知的財産戦略セミナーのご案内 ~エジソンを育てる~ ★★★
【タイトル】『ベテラン実務家が語る「知財の現場」』~「契約」と「交渉」の要諦~
今回は(元)日本ビクター、米国ジェムスター社 野原 時男(のはら ときお) 氏を講師として
お迎えし、知財マンが知っておきたい「知財の現場―契約と交渉の要諦」と題して、お話頂きます。
最近の知財係争は、企業の事業戦略や技術標準化戦略などに大きく影響を与え、知財に係わる契約、
交渉の重要性が高まっています。
そこで、今回のセミナーは「契約」と「交渉」という、重要であるにも関わらず、なかなか聞く機会の
少ないテーマについて、取り上げさせて頂きます。
これから交渉や契約実務に携わられる若手知財部員のみならず、すでに携わられている方々にも、ぜひ
ご参加いただきたく、心よりお待ち申し上げます。
<当日のテーマ(仮)>
① 知財契約と交渉の現場
② 規格統一標準化と知財権のかかわり
③ 事業戦略に沿った知財戦略と交渉例
― アナログ時代のVHS知財戦略と知財交渉
― DVDフォーラムによるパテントプール戦略
― Gガイド、Gコードにみる知財交渉
④ 究極の知財戦略を考えてみよう
※ 「名刺交換会」(無料)について
セミナー終了後は「名刺交換会」を兼ねた懇親会(無料)がございます。毎回、講師、知財関係者同士の
情報交換の場として、多くの方にご利用頂いております。どうぞ気軽に御参加下さい。
・講演者:野原 時男(のはら ときお)氏((元)日本ビクター、米国ジェムスター社 )
< 講師略歴 >
1968年電気通信大学卒、1971年ワシントン大学、米国Patent Agentの資格取得。
日本ビクター法務知財部長、米国ジェムスター社日本代表副社長を歴任、
2010年より東洋大学知財管理アドバイザー、知財講師。
< 活 動 >
・VHS家庭用ビデオ、Gコード、Gガイド国際ライセンス活動(1991-2008)
・MPEG国際コンソーシアム特許プール委員(1999-2001)
・DVDコンソーシアムライセンス委員(1989-2001)
・日本知財協会、常務理事(1988-2001)
<開催概要>
・日 程:1月25日(金)
【第1部】セミナー 14:30~16:30(2時間)
【第2部】名刺交換会 16:30~17:30(1時間)
・場 所:航空会館(東京都港区新橋1丁目18番1号)
http://www.kokukaikan.com/tizu.htm
・定 員:30名(席に限りがございますので、早めのお申し込みをお願いいたします)
・参加費:無料
詳細、お申込みは以下URLをご参照ください。
http://www.techno-producer.com/docs/tpc-chizai-005.pdf
ご質問、お問い合わせは以下まで。
mail: tpc-chizai@techno-producer.com
★「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(3)
前回に引き続き、「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読み進めたい。
・「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(2)~Vol.112
http://technoproducer.blog84.fc2.com/blog-entry-127.html
引き続き、製品アーキテクチャーと日本企業の競争力の関係について見て行こう。いわゆる
「弱電」といわれるエレクトロニクス産業において、研究開発投資が営業利益に結びついておらず
(図1.6)、また他の産業に比べて、1995年以降、営業利益率も低くなっており(図1.7)その
乖離が広がっているように見える。
では、1995年頃にどのような変化が起こったのか。本書では、大きな変化として「マイコンと
ファームウエアに代表されるデジタル技術」が「製品アーキテクチャをすりあわせ型から
モジュラー型へと変化させた」ことを挙げている。そして、図1.3に示されている、すり合わせ型
アーキテクチャ度合いと輸出比率(≒競争力)との関係から、
「デジタル技術の介在により、製品アーキテクチャがモジュラー型へ変化したこと、それに
対応できなかったことが、日本のエレクトロニクス産業低迷の原因」
としている。図1.8を見れば、確かに1995年頃からMPU/CPUの性能は飛躍的に向上しており、
半導体技術の進歩が「ソフト化(図1.9参照)を促し、モジュール化を促進させたのは間違い
ないと思われる。
P22にも記載されているように、製品や生産技術の進歩は、基本的に「ハードからソフトへ」
「モジュール化」へと進む。生産技術、という技術体系自体が「自動化(省人化)」「誰でも
できる」ことを目指しているからである。この流れに半導体技術の進歩がうまく追いつき、
エレクトロニクス製品が一気にモジュラー型になった、というのが正しい理解であろう。
ここで気になるのは、現在のような半導体技術の進歩が続いた場合、次に製品アーキテクチャー
がモジュール化するのはどの製品群か、ということである。それぞれの製品の中枢で要求される
処理速度(演算速度)を達成できるようになれば、モジュラー化が生じる、ということなのだろうか。
本書では、次は「自動車」ではないかと問題提起を行なっている。すでにハイブリッド車等を
中心に、かなりのマイコンが搭載されていることがそれを示している、としている。
すり合わせ型製品の典型とされ、日本のお家芸である「自動車」。半導体技術の進歩が
その自動車の製品アーキテクチャーも変えてしまうのか。非常に興味深い問題提起である。
次回は、DVDプレーヤーの事例を元に、どのように製品アーキテクチャーがモジュール化され
たのかを見るとともに、組織能力と製品アーキテクチャーについても掘り下げる。
※注1)図、ページ数等は、第2刷に基づきます。
※注2)本連載は、弊社独自の解釈に基づくものです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あなたの心に一筋の光を与えるものは、自分の信念の知的到達点である確固たる目的意識
以外には何もない。」メアリー・ウォルストンクラフト・シェリー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★コラム:ビジネスと知財
http://www.johokiko.co.jp/column/column_takahisa_kusuura.php
▼周りの方に、ご紹介ください。転送大歓迎。
▼メールアドレス変更、配信停止は、mail@techno-producer.comまで。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
080712
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■■ TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.116
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配信数:約6150 配信実績:2008年8月19日より隔週発行
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■1月以降の関連イベント
●今回のトピック
・第5回 知的財産戦略セミナー を1月25日(金)に開催します!残席わずか!
『ベテラン実務家が語る「知財の現場」』 ~「契約」と「交渉」の要諦~
・「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(3)
★HP http://www.techno-producer.com/
★発明塾~未来のエジソンを育てます http://edison-univ.blogspot.com/
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●今週の一冊
「グッバイ!ミスター・マネジメント―ゴミ箱理論、ワイク理論のすすめ」
遠田 雄志
ワイクのごみ箱理論をわかりやすく解説した本。ワイクのゴミ箱理論は、
以下5つのポイントにまとめられる。
①大事な問題の大部分は人の目につかない。
②シンボリックな事柄が重要になる。
③注意というのは希少資源である。
④ほとんどの選択機会が問題の受け皿というかゴミ箱となりうる。
⑤そして、ゴミ箱過程は容易に負担過多となる。
他、以下の様な実利的なアドバイスが詰まった、風変わりな経営書。
・時間を惜しむな。希少資源である時間を惜しまずに費やすことで一番になりうる。
・一度であきらめるな。決定の大半は偶然である。
・皮を切らせて骨を断つ。表現を変えるだけで物事はスムーズに進む。実をとること。
・外野で反対している人間を参加させよ。ゴミ箱過程のコントロールが難しいことを
知ればあきらめる(野党と与党)
・システムの負担を重くせよ。負担過多になるとなにがしかの決断は下される。
・ゴミ箱過程を用意せよ。厄介な人や問題があるときは、構造改革や長期目標といった
どうでもいいことを打ちあげて、注目をそこに集める。
・流れに逆らうな。組織を力で操縦しようとせず、小さな梃子を積み重ねて動かす。
・緊急提案は最後の方に提案せよ。
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本メールマガジンは、エンジニアの方々、知財担当者、教育担当者の
方々にちょっとしたお役立ち情報を届けます。
・バックナンバー http://technoproducer.blog84.fc2.com/
お申し込みは、mail@techno-producer.comまで。
また、弊社の技術者向け知財教育カリキュラムの抜粋を、コラムにしております。
知財部で人材育成をご担当の方、技術者の方、若い部下をお持ちの方、ぜひ一読
ください。
★コラム:ビジネスと知財
http://www.johokiko.co.jp/column/column_takahisa_kusuura.php
お知り合いの方、知財部門の方、技術者の方、企画部門・人事教育部門の方に、
是非ご転送、ご紹介下さい!
お願いします!!!
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★★★ お知らせ ~ 第5回 知的財産戦略セミナー を1月25日(金)に開催します! ★★★
詳細は、本メールマガジン後半または、以下URLをご参照ください。
http://www.techno-producer.com/docs/tpc-chizai-005.pdf
ご質問、お問い合わせは以下まで。
mail: tpc-chizai@techno-producer.com
★★★★★ 【定期開催中】「知財担当者向け知財戦略勉強会」 ★★★★★
現在弊社では、知財担当者が知財戦略について学ぶ「知財戦略勉強会」を定期開催しております。
「知財で負ければ事業もない時代」
「知財は土地。事業という建物を立てる前に、戦略的に確保すべき」
「アジア諸国企業との競争は、技術競争ではなく知財競争になる」
このような強い想いから、本勉強会は始まりました。
これまでテキストとして取り上げてきた丸島儀一氏の「知的財産戦略」に関する討議はすでに終了し、
現在、小川紘一氏の「国際標準化と事業戦略」を新たにテキストとして取り上げております。
丸島氏の書籍と並んで、知財関係者のみならず、企画や新規事業担当者、研究者が必ず押さえておく
べき本だと、我々は考えています。参加者の皆様が、相互に成長・発展する場を目指して、引き続き、
参加者間で活発に議論を行なっていきます。
原則として、毎月第四金曜日の19:00~21:30、東京都内での開催です。
参加ご希望の方、ご興味お持ちの方は以下までご連絡ください。
折り返し担当者から、詳細につき連絡いたします。
・連絡先 info@techno-producer.com 秋好(あきよし)まで
★★★★★★★★ 【定期開催中】『大阪知財塾』 ★★★★★★★★★★
弊社代表取締役・弁理士の五丁龍志(大阪工業大学知的財産学部客員准教授・漢之光華グループ顧問
兼務)が、大阪で弁理士試験突破を目指す勉強会を行なっています。
これまで2001年から10年超の受験機関(Wセミナー・TAC)での弁理士受験生指導の経験を活かし、
世界経済の中心となりつつある中国・アジアで活躍できる知財専門家、実務家を育成します。
・「大阪知財塾」HP
http://osakachizaijuku.seesaa.net/
個人の方を対象とした毎週土曜日開催の勉強会となります。本格的な学習の場となっております、知財の
専門知識を習得したい方は、ぜひご参加ください。
詳細は以下までお問い合わせください。
・連絡先 IP-seminar@techno-producer.com
★★★★★★★★★ 【新規開催】『大阪中国塾』 ★★★★★★★★★★★
大阪知財塾の兄弟ゼミとして「大阪中国塾」を1月に開講します。今回は4月からの正式開講へ向けてのプレ
セミナーです。
<詳細>
・狙い:アジアの大国としてビジネス上、関わりを持つこととなる「中国」の文化と言語、中国人の考え方を学ぶ。
・開催日:2013年2月1日(金)、8日(金) 時間はいずれも19:00~20:30です。
・内容
テーマ議論(30分)
設定したテーマを基に議論を行い、中国人と日本人の考え方の違いを感じ、理解を深める(テーマ:権利、交渉etc.)
中国語入門(60分)
活きた中国語を基礎から学びます。
・講師
張 立舟(大阪工業大学大学院知的財産研究科修士課程2年:留学生)
詳細、お申込みは以下URLをご参照ください。
http://osaka-china-zemi.seesaa.net
///////1月以降の知財関連イベント情報///////
★「知的資産新経営ビジネス塾」
東京大学 知的資産経営研究講座主催の連続セミナーが、1月24日から全7回で開催されます。
詳細は以下URLをご参照ください。
http://www.iam.dpc.u-tokyo.ac.jp/event/pdf/20121225.pdf
★国際知的財産活用フォーラム2013~グローバル市場の獲得と知財を生かした事業展開
・日時:2013年1月28日(月)9:30~17:00
・場所:品川プリンスホテル アネックスタワー5階 「プリンスホール」(東京都港区)
・費用:無料
詳細は以下URLをご参照ください。
https://comm.stage.ac/inpit2013/registration.html
★第12回JIPA知財シンポジウム「本音で語る知財戦略とアジアでの成功の秘訣」
本シンポジウムでは、WIPO 関係者より知的財産保護の国際的、特にアジア諸国に対する取り組みと期待について、
また、アジアの特許庁関係者から各国の特許制度の課題と将来展望について紹介があります。また、中国とその他
のアジア諸国・地域における企業の知財アクティビティーの比較を通じて、今後のアジア諸国・地域において企業が
取るべき知的財産戦略について、議論されます。
・日時:2013年2月1日(金) 10:30~17:40 ※受付開始10:00
・場所:名古屋国際会議場 センチュリーホール(名古屋駅からJRまたは地下鉄で約20分)
http://www.nagoya-congress-center.jp/access/index.html
詳細は以下URLをご参照ください。
https://www.jipa.or.jp/form/12sympo.html
★米国知的財産IP法務セミナー~グローバルマーケットに向けて知的財産権の有効活用~
このセミナーでは、アメリカにIPを所有または今後展開を計画されている日本企業や研究機関の皆様向けに、
アメリカの専門家から、米国特許法の最新情報や注意点に関する具体的な解説があります。
また、日本の法務専門家や日本企業からも、アメリカでのIP活用のヒントやアドバイスがあります。
・日時:2013年2月6日(水) 13:30 - 16:30 (受付開始 13:10)
*セミナー終了後名刺交換会あり
・場所:京都リサーチパーク 西4号館2F ルーム1
京都市下京区中堂寺南町134 http://www.krp.co.jp
<プログラム>
(仮)「日本企業が知っておくべき改定米国特許法の最新情報とより良い対処法」(逐次通訳 付)
米国ニューヨーク市 ルーカス & マーカンティIP専門法律事務所
「IPライセンス供与による事業拡大」 (日本語)北浜法律事務所・KITAHAMA PARTNERS 大阪事務所
「京セラの米国での知的財産管理・運用の体験、更なる試み」(仮題)京セラ株式会社 法務知的財産本部
詳細は以下URLをご参照ください。
http://www.buyusa.gov/japan/events/ipseminar/
///////1月以降の弊社講師セミナー情報///////
★1月22日「高収益企業クアルコムに学ぶ、技術・知的財産戦略」(楠浦)
http://www.ebrain-j.com/cgi-bin/seminar/seminar_detail.cgi?id=20130122-0004&date=201301
★1月23日「技術情報の保護・管理ノウハウ~情報の流出リスク対策、特許化する/しないの判断等~」(山田)
http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC130115.php
社員の頭の中にある「知」を、会社の資産としてどう保護していくか、具体的な方法を紹介します。
★1月24日「審査の実際と特許化のコツ~拒絶理由に対する反論材料を作る~」(五丁)
http://www.rdsc.co.jp/seminar/130121.html
技術者自身が特許的な視点から、拒絶理由通知への「反論材料」を作る手法を解説します。
★2月13日「【強い特許】の構築法~研究開発の成果をきっちり利益にする為に~」(山田)
http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC130272.php
技術者が、自分の成果を「会社に貢献する強い特許」にする方法と、その考え方を紹介します。
皆様のご参加を、講師一同心よりお待ちしております。
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★★★ 弊社主催 第5回 知的財産戦略セミナーのご案内 ~エジソンを育てる~ ★★★
【タイトル】『ベテラン実務家が語る「知財の現場」』~「契約」と「交渉」の要諦~
今回は(元)日本ビクター、米国ジェムスター社 野原 時男(のはら ときお) 氏を講師として
お迎えし、知財マンが知っておきたい「知財の現場―契約と交渉の要諦」と題して、お話頂きます。
最近の知財係争は、企業の事業戦略や技術標準化戦略などに大きく影響を与え、知財に係わる契約、
交渉の重要性が高まっています。
そこで、今回のセミナーは「契約」と「交渉」という、重要であるにも関わらず、なかなか聞く機会の
少ないテーマについて、取り上げさせて頂きます。
これから交渉や契約実務に携わられる若手知財部員のみならず、すでに携わられている方々にも、ぜひ
ご参加いただきたく、心よりお待ち申し上げます。
<当日のテーマ(仮)>
① 知財契約と交渉の現場
② 規格統一標準化と知財権のかかわり
③ 事業戦略に沿った知財戦略と交渉例
― アナログ時代のVHS知財戦略と知財交渉
― DVDフォーラムによるパテントプール戦略
― Gガイド、Gコードにみる知財交渉
④ 究極の知財戦略を考えてみよう
※ 「名刺交換会」(無料)について
セミナー終了後は「名刺交換会」を兼ねた懇親会(無料)がございます。毎回、講師、知財関係者同士の
情報交換の場として、多くの方にご利用頂いております。どうぞ気軽に御参加下さい。
・講演者:野原 時男(のはら ときお)氏((元)日本ビクター、米国ジェムスター社 )
< 講師略歴 >
1968年電気通信大学卒、1971年ワシントン大学、米国Patent Agentの資格取得。
日本ビクター法務知財部長、米国ジェムスター社日本代表副社長を歴任、
2010年より東洋大学知財管理アドバイザー、知財講師。
< 活 動 >
・VHS家庭用ビデオ、Gコード、Gガイド国際ライセンス活動(1991-2008)
・MPEG国際コンソーシアム特許プール委員(1999-2001)
・DVDコンソーシアムライセンス委員(1989-2001)
・日本知財協会、常務理事(1988-2001)
<開催概要>
・日 程:1月25日(金)
【第1部】セミナー 14:30~16:30(2時間)
【第2部】名刺交換会 16:30~17:30(1時間)
・場 所:航空会館(東京都港区新橋1丁目18番1号)
http://www.kokukaikan.com/tizu.htm
・定 員:30名(席に限りがございますので、早めのお申し込みをお願いいたします)
・参加費:無料
詳細、お申込みは以下URLをご参照ください。
http://www.techno-producer.com/docs/tpc-chizai-005.pdf
ご質問、お問い合わせは以下まで。
mail: tpc-chizai@techno-producer.com
★「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(3)
前回に引き続き、「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読み進めたい。
・「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(2)~Vol.112
http://technoproducer.blog84.fc2.com/blog-entry-127.html
引き続き、製品アーキテクチャーと日本企業の競争力の関係について見て行こう。いわゆる
「弱電」といわれるエレクトロニクス産業において、研究開発投資が営業利益に結びついておらず
(図1.6)、また他の産業に比べて、1995年以降、営業利益率も低くなっており(図1.7)その
乖離が広がっているように見える。
では、1995年頃にどのような変化が起こったのか。本書では、大きな変化として「マイコンと
ファームウエアに代表されるデジタル技術」が「製品アーキテクチャをすりあわせ型から
モジュラー型へと変化させた」ことを挙げている。そして、図1.3に示されている、すり合わせ型
アーキテクチャ度合いと輸出比率(≒競争力)との関係から、
「デジタル技術の介在により、製品アーキテクチャがモジュラー型へ変化したこと、それに
対応できなかったことが、日本のエレクトロニクス産業低迷の原因」
としている。図1.8を見れば、確かに1995年頃からMPU/CPUの性能は飛躍的に向上しており、
半導体技術の進歩が「ソフト化(図1.9参照)を促し、モジュール化を促進させたのは間違い
ないと思われる。
P22にも記載されているように、製品や生産技術の進歩は、基本的に「ハードからソフトへ」
「モジュール化」へと進む。生産技術、という技術体系自体が「自動化(省人化)」「誰でも
できる」ことを目指しているからである。この流れに半導体技術の進歩がうまく追いつき、
エレクトロニクス製品が一気にモジュラー型になった、というのが正しい理解であろう。
ここで気になるのは、現在のような半導体技術の進歩が続いた場合、次に製品アーキテクチャー
がモジュール化するのはどの製品群か、ということである。それぞれの製品の中枢で要求される
処理速度(演算速度)を達成できるようになれば、モジュラー化が生じる、ということなのだろうか。
本書では、次は「自動車」ではないかと問題提起を行なっている。すでにハイブリッド車等を
中心に、かなりのマイコンが搭載されていることがそれを示している、としている。
すり合わせ型製品の典型とされ、日本のお家芸である「自動車」。半導体技術の進歩が
その自動車の製品アーキテクチャーも変えてしまうのか。非常に興味深い問題提起である。
次回は、DVDプレーヤーの事例を元に、どのように製品アーキテクチャーがモジュール化され
たのかを見るとともに、組織能力と製品アーキテクチャーについても掘り下げる。
※注1)図、ページ数等は、第2刷に基づきます。
※注2)本連載は、弊社独自の解釈に基づくものです。
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以外には何もない。」メアリー・ウォルストンクラフト・シェリー
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★コラム:ビジネスと知財
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080712
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