TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.127
TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.127
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■■ TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.127
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配信数:約6350 配信実績:2008年8月19日より隔週発行
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■6月以降の関連イベント
●今回のトピック
・「Haier(ハイアール・HAI)オープンイノべーションセミナー(6月26日)」のご案内
http://bit.ly/11Tzp5l
・「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(6)
★「ダントツの発明力と知財力のために」~TechnoProducerの知財教育を!
★発明塾~未来のエジソンを育てます http://bit.ly/11G9VJH
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●今週の一冊
「あたらしい戦略の教科書」酒井 穣
彼の本は、いずれも分かりやすさで定評がある。本書も非常にわかりやすい。
①戦略は時間とともに成長する。新しく入手した情報をもとに戦略を育てつづける
ことが大切。そしてその戦略をもとにコミュニケーションを活性化させる。戦略は
コミュニケーションの手段である。
②皆、自分の抱えている問題は特別だと考えるが、本当に新しい・特別な問題など
ない。過去や他者に学び、どんどんコピーしよう。
③アイデアは「トレードオフ」を解決するために求められるもの。アイデアを求める
ときは、「AAAとBBBを両立させるためのアイデア募集」とやるのがよい。
④「問題」とは目標と現実のギャップ。まずそれを測定することが重要である。
現場の視点で語られており、共感できる点が多い。特に「戦略を育てつづける」
「戦略はコミュニケーションの手段」という点は、全く同感である。
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本メールマガジンは、技術者の方々、知財担当者、教育担当者の方々に、ちょっとした
お役立ち情報を、お届けいたします。
・バックナンバー http://bit.ly/14pZyvz
お申し込みは、mail@techno-producer.comまで。
また、弊社の技術者向け知財教育カリキュラムの抜粋を、コラムにしております。
知財部で人材育成をご担当の方、技術者の方、若い部下をお持ちの方、ぜひ一読
ください。
★コラム:ビジネスと知財
http://bit.ly/14Qz60f
お知り合いの方、知財部門の方、技術者の方、企画部門・人事教育部門の方に、
是非ご転送、ご紹介下さい!
お願いします!!!
★★★★★ 【定期開催中】「知財担当者向け知財戦略勉強会」 ★★★★★★★★★
現在弊社では、知財担当者が知財戦略について学ぶ「知財戦略勉強会」を定期開催して
おります。
「知財で負ければ事業もない時代」
「知財は土地。事業という建物を立てる前に、戦略的に確保すべき」
「アジア諸国企業との競争は、技術競争ではなく知財競争になる」
このような強い想いから、本勉強会は始まりました。
これまでテキストとして取り上げてきた丸島儀一氏の「知的財産戦略」に関する討議は
すでに終了し、現在、小川紘一氏の「国際標準化と事業戦略」を新たにテキストとして
取り上げております。丸島氏の書籍と並んで、知財関係者のみならず、企画や新規事業
担当者、研究者が必ず押さえておくべき本だと、我々は考えています。参加者の皆様が、
相互に成長・発展する場を目指して、引き続き、参加者間で活発に議論を行なっていきます。
原則として、毎月第四金曜日の19:00~21:30、東京都内での開催です。
参加ご希望の方、ご興味お持ちの方は以下までご連絡ください。
折り返し担当者から、詳細につき連絡いたします。
・連絡先 info@techno-producer.com 秋好(あきよし)まで
★★★★★★★★★★ 【定期開催中】『大阪知財塾』 ★★★★★★★★★★★★★★
弊社代表取締役・弁理士の五丁龍志(大阪工業大学知的財産学部客員准教授・漢之光華
グループ顧問※兼務)が、大阪で弁理士試験突破を目指す勉強会を行なっています。
これまで2001年から10年超の受験機関(Wセミナー・TAC)での弁理士受験生指導の
経験を活かし、世界経済の中心となりつつある中国・アジアで活躍できる知財専門家、
実務家を育成します。
・「大阪知財塾」HP
http://bit.ly/1a34We3
また、これまで以上に実践的な内容とするため、7月から事例研究を行います。
・「知財力育成のための事例分析」
http://bit.ly/12VMaSY
詳細は以下までお問い合わせください。
・連絡先 IP-seminar@techno-producer.com
※漢之光華グループは、上海光華特許事務所、上海漢之法律事務所、上海漢光知財データ
科学技術有限会社、上海漢光知財鑑定事務所からなり、現在中国国内で有数の「知的財産権
代理業務+法律業務+特許データサービス+鑑定業務」を行う会社です。
http://bit.ly/1702oti
/////////6月以降の知財関連イベント情報///////////////
★知的財産研究会~これからの知財保護・活用戦略を考える
大阪工業大学 主催の「知的財産研究会」が、本年も開催されています。
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/12iiUPS
★ASEAN(タイ、ベトナム、ミャンマー)セミナーのご案内 (東京・大阪)
題記セミナーが、東京・大阪にて開催されます。
・講演内容
-タイ・ベトナムにおける特許・商標出願制度と実務的な出願戦略・留意点
-ミャンマーにおける最新知財動向
<東京セミナー>
・日 時:2013年6月 25日(火) 14:00-17:00
・会 場:東京都新宿区市谷船河原町11番地 飯田橋レインボービル 2B会議室
・参加費:無料
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/170471M
<大阪セミナー>
・日 時:2013年6月28日(金) 14:00-17:00
・会 場:大阪市北区曽根崎新地2-3-21 AX ビル4階 AP梅田大阪 F会議室
・参加費:無料
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/14QzQCE
/////////7月以降の弊社講師セミナー情報///////////////
★7月3日「効かせる、技術系 英語プレゼンのテクニック~for English presentation not English conversation~」(清家)
英会話からのステップアップ、効果的な技術プレゼンの方法とは?
http://bit.ly/14pZzj4
★7月3日「技術に携わる人のための「知っておきたい契約知識」」(五丁)
契約トラブル未然防止のための注意事項が整理・把握できる、すべてのエンジニア必修講座!
http://bit.ly/129PKab
★7月9日「ロジックツリーを用いた研究開発テーマの明確化と具体的テーマの選定」(楠浦)
自社の強みが活かせる研究テーマの発掘法、発想法と、知財戦略も含めた強化法について!
http://bit.ly/1aDR9Jz
★7月30日「知財リエゾン/研究企画担当者のための知的財産戦略」(楠浦)
現場で知財活動を担う「リエゾン」、事業・研究企画担当者が知っておくべき知財戦略の考え方をわかりやすく!
http://bit.ly/14pZCvi
皆様のご参加を、講師一同、心よりお待ちしております。
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★★★★ 弊社協力「Haier(ハイアール・HAI)オープンイノべーションセミナー」のご案内 ★★★★
弊社が開催協力をさせていただいております、題記セミナーについて、ご案内申し上げます。
皆様がお持ちの技術が、Haierの製品に生かせないか、ぜひ相談の機会としてご活用ください。
・日 時:6月26日(水) 13:00~16:00
・会 場:KSPホール(川崎市高津区坂戸3-2-1 かながわサイエンスパーク 西棟3F)
東急田園都市線「溝の口」又はJR南武線「武蔵溝ノ口」下車シャトルバス5分
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/11Tzp5l
★「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(6)
前回(5)では「知的財産が如何にして、市場を拡大しコントロールする戦略的ツールになり得るか」そして
「ポイントは改版権の保持であり、技術進化の方向性を維持し、関連する発明やイノベーションを吸収する
ために、オープン領域の知財が重要な役割を果たす」ことを学んだ。
・「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(5)~TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.125
http://bit.ly/11VK2FH
今回から、具体的な事例を元に、標準化をどのように活用して事業競争力を高め、維持していくのか、その
典型的なパターンを見ていきたい。
本書では「標準化第一モデル」P104とされているモデルが、標準化を活用した最も古典的な手法である。具体的な
事例としては、8章(P202)に「デジタルカメラ」での事例が紹介されている(後日紹介)。
他、材料や部品の分野で、具体的でわかりやすい事例として、以下の資料にいくつか記載がある。
・関連資料1「基準認証政策を巡る動向」経済産業省資料
http://bit.ly/132Ul1d
たとえば、根本特殊化学㈱の「夜光塗料」や日本電波工業㈱の「水晶振動子」が、本書で言う「標準化第一モデル」
に相当する。
自社の製品でしか実現できない性能を標準にすることで、他社が実質上参入不可能とする/他社と大きく差別化する
戦略である。
「自社の優れたもの」を直接標準化するのではなく、あくまでもそれで達成できる性能を、標準化する。いわば
「自社に有利なものさし」を広めることで「自社だけが選ばれるようにする」活動である。
つまり、標準化には
・そのもの/技術自体を標準化する活動:細部仕様の標準
・そのものが達成するべき規準(ものさし)を標準化する活動:計測/性能標準
の2つがある。
本資料によれば、バイオプラスチックや人工関節なども、後者のタイプの標準化を狙って、活動が進められている。
自社の優れた技術を保護しつつ、かつ普及させる方法として、一番わかり易い戦略である。その際、自社の技術は
特許(根本特殊化学)もしくはノウハウ(日本電波工業)として保護している。ものとして分析可能なものは特許と
して保護すべきであるし、性能が製造技術のようなものに依存する場合にはノウハウとして保護することになる。
(自社に一方的に有利になるように)何を広めるか。これが、標準化戦略を考える上で、まず最初の問いとなる。
今回は(技術は隠して/守って)「ものさし」を広めましょう、ということであった。
次回は、もう一歩複雑な標準化戦略のモデルを、見てみよう。
※注1)図、ページ数等は、第2刷に基づきます。
※注2)本連載は、弊社独自の解釈に基づくものです。
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★「ダントツの発明力と知財力のために」~TechnoProducerの知財教育を、ぜひご活用ください!
弊社スタッフが経験した実際の事例、大学・企業等教育現場での豊富な経験/実績と弊社独自の教育
ノウハウにより、御社の発明力と知財力を確実に向上、事業に貢献する知財活動の実践につなげます。
・例)「発明の本質把握セミナー」「事業に貢献する、強い特許創出セミナー」
技術者向けだけではなく、知財スタッフ/リーダー育成のためのカリキュラムも用意しております。
・例)「知財リーダー育成セミナー ~ 知財部から社長を!」
徹底した知財活動を実践できる技術者/知財スタッフ・リエゾン/リーダーの育成を、弊社と共に目指し
ませんか?
教育カリキュラム、教育内容に関するお問い合わせは、 info@techno-producer.com もしくは弊社営業
担当者まで。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あなたの持てるものの中から、あなたのいる場所で、あなたにできることをせよ」T.ルーズベルト
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
▼周りの方に、ご紹介ください。転送大歓迎。
▼メールアドレス変更、配信停止は、mail@techno-producer.comまで。
▼HP http://bit.ly/17028uC
▼バックナンバー http://bit.ly/14pZyvz
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20080919
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配信数:約6350 配信実績:2008年8月19日より隔週発行
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■6月以降の関連イベント
●今回のトピック
・「Haier(ハイアール・HAI)オープンイノべーションセミナー(6月26日)」のご案内
http://bit.ly/11Tzp5l
・「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(6)
★「ダントツの発明力と知財力のために」~TechnoProducerの知財教育を!
★発明塾~未来のエジソンを育てます http://bit.ly/11G9VJH
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●今週の一冊
「あたらしい戦略の教科書」酒井 穣
彼の本は、いずれも分かりやすさで定評がある。本書も非常にわかりやすい。
①戦略は時間とともに成長する。新しく入手した情報をもとに戦略を育てつづける
ことが大切。そしてその戦略をもとにコミュニケーションを活性化させる。戦略は
コミュニケーションの手段である。
②皆、自分の抱えている問題は特別だと考えるが、本当に新しい・特別な問題など
ない。過去や他者に学び、どんどんコピーしよう。
③アイデアは「トレードオフ」を解決するために求められるもの。アイデアを求める
ときは、「AAAとBBBを両立させるためのアイデア募集」とやるのがよい。
④「問題」とは目標と現実のギャップ。まずそれを測定することが重要である。
現場の視点で語られており、共感できる点が多い。特に「戦略を育てつづける」
「戦略はコミュニケーションの手段」という点は、全く同感である。
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お役立ち情報を、お届けいたします。
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お申し込みは、mail@techno-producer.comまで。
また、弊社の技術者向け知財教育カリキュラムの抜粋を、コラムにしております。
知財部で人材育成をご担当の方、技術者の方、若い部下をお持ちの方、ぜひ一読
ください。
★コラム:ビジネスと知財
http://bit.ly/14Qz60f
お知り合いの方、知財部門の方、技術者の方、企画部門・人事教育部門の方に、
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★★★★★ 【定期開催中】「知財担当者向け知財戦略勉強会」 ★★★★★★★★★
現在弊社では、知財担当者が知財戦略について学ぶ「知財戦略勉強会」を定期開催して
おります。
「知財で負ければ事業もない時代」
「知財は土地。事業という建物を立てる前に、戦略的に確保すべき」
「アジア諸国企業との競争は、技術競争ではなく知財競争になる」
このような強い想いから、本勉強会は始まりました。
これまでテキストとして取り上げてきた丸島儀一氏の「知的財産戦略」に関する討議は
すでに終了し、現在、小川紘一氏の「国際標準化と事業戦略」を新たにテキストとして
取り上げております。丸島氏の書籍と並んで、知財関係者のみならず、企画や新規事業
担当者、研究者が必ず押さえておくべき本だと、我々は考えています。参加者の皆様が、
相互に成長・発展する場を目指して、引き続き、参加者間で活発に議論を行なっていきます。
原則として、毎月第四金曜日の19:00~21:30、東京都内での開催です。
参加ご希望の方、ご興味お持ちの方は以下までご連絡ください。
折り返し担当者から、詳細につき連絡いたします。
・連絡先 info@techno-producer.com 秋好(あきよし)まで
★★★★★★★★★★ 【定期開催中】『大阪知財塾』 ★★★★★★★★★★★★★★
弊社代表取締役・弁理士の五丁龍志(大阪工業大学知的財産学部客員准教授・漢之光華
グループ顧問※兼務)が、大阪で弁理士試験突破を目指す勉強会を行なっています。
これまで2001年から10年超の受験機関(Wセミナー・TAC)での弁理士受験生指導の
経験を活かし、世界経済の中心となりつつある中国・アジアで活躍できる知財専門家、
実務家を育成します。
・「大阪知財塾」HP
http://bit.ly/1a34We3
また、これまで以上に実践的な内容とするため、7月から事例研究を行います。
・「知財力育成のための事例分析」
http://bit.ly/12VMaSY
詳細は以下までお問い合わせください。
・連絡先 IP-seminar@techno-producer.com
※漢之光華グループは、上海光華特許事務所、上海漢之法律事務所、上海漢光知財データ
科学技術有限会社、上海漢光知財鑑定事務所からなり、現在中国国内で有数の「知的財産権
代理業務+法律業務+特許データサービス+鑑定業務」を行う会社です。
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/////////6月以降の知財関連イベント情報///////////////
★知的財産研究会~これからの知財保護・活用戦略を考える
大阪工業大学 主催の「知的財産研究会」が、本年も開催されています。
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/12iiUPS
★ASEAN(タイ、ベトナム、ミャンマー)セミナーのご案内 (東京・大阪)
題記セミナーが、東京・大阪にて開催されます。
・講演内容
-タイ・ベトナムにおける特許・商標出願制度と実務的な出願戦略・留意点
-ミャンマーにおける最新知財動向
<東京セミナー>
・日 時:2013年6月 25日(火) 14:00-17:00
・会 場:東京都新宿区市谷船河原町11番地 飯田橋レインボービル 2B会議室
・参加費:無料
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/170471M
<大阪セミナー>
・日 時:2013年6月28日(金) 14:00-17:00
・会 場:大阪市北区曽根崎新地2-3-21 AX ビル4階 AP梅田大阪 F会議室
・参加費:無料
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/14QzQCE
/////////7月以降の弊社講師セミナー情報///////////////
★7月3日「効かせる、技術系 英語プレゼンのテクニック~for English presentation not English conversation~」(清家)
英会話からのステップアップ、効果的な技術プレゼンの方法とは?
http://bit.ly/14pZzj4
★7月3日「技術に携わる人のための「知っておきたい契約知識」」(五丁)
契約トラブル未然防止のための注意事項が整理・把握できる、すべてのエンジニア必修講座!
http://bit.ly/129PKab
★7月9日「ロジックツリーを用いた研究開発テーマの明確化と具体的テーマの選定」(楠浦)
自社の強みが活かせる研究テーマの発掘法、発想法と、知財戦略も含めた強化法について!
http://bit.ly/1aDR9Jz
★7月30日「知財リエゾン/研究企画担当者のための知的財産戦略」(楠浦)
現場で知財活動を担う「リエゾン」、事業・研究企画担当者が知っておくべき知財戦略の考え方をわかりやすく!
http://bit.ly/14pZCvi
皆様のご参加を、講師一同、心よりお待ちしております。
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★★★★ 弊社協力「Haier(ハイアール・HAI)オープンイノべーションセミナー」のご案内 ★★★★
弊社が開催協力をさせていただいております、題記セミナーについて、ご案内申し上げます。
皆様がお持ちの技術が、Haierの製品に生かせないか、ぜひ相談の機会としてご活用ください。
・日 時:6月26日(水) 13:00~16:00
・会 場:KSPホール(川崎市高津区坂戸3-2-1 かながわサイエンスパーク 西棟3F)
東急田園都市線「溝の口」又はJR南武線「武蔵溝ノ口」下車シャトルバス5分
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/11Tzp5l
★「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(6)
前回(5)では「知的財産が如何にして、市場を拡大しコントロールする戦略的ツールになり得るか」そして
「ポイントは改版権の保持であり、技術進化の方向性を維持し、関連する発明やイノベーションを吸収する
ために、オープン領域の知財が重要な役割を果たす」ことを学んだ。
・「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(5)~TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.125
http://bit.ly/11VK2FH
今回から、具体的な事例を元に、標準化をどのように活用して事業競争力を高め、維持していくのか、その
典型的なパターンを見ていきたい。
本書では「標準化第一モデル」P104とされているモデルが、標準化を活用した最も古典的な手法である。具体的な
事例としては、8章(P202)に「デジタルカメラ」での事例が紹介されている(後日紹介)。
他、材料や部品の分野で、具体的でわかりやすい事例として、以下の資料にいくつか記載がある。
・関連資料1「基準認証政策を巡る動向」経済産業省資料
http://bit.ly/132Ul1d
たとえば、根本特殊化学㈱の「夜光塗料」や日本電波工業㈱の「水晶振動子」が、本書で言う「標準化第一モデル」
に相当する。
自社の製品でしか実現できない性能を標準にすることで、他社が実質上参入不可能とする/他社と大きく差別化する
戦略である。
「自社の優れたもの」を直接標準化するのではなく、あくまでもそれで達成できる性能を、標準化する。いわば
「自社に有利なものさし」を広めることで「自社だけが選ばれるようにする」活動である。
つまり、標準化には
・そのもの/技術自体を標準化する活動:細部仕様の標準
・そのものが達成するべき規準(ものさし)を標準化する活動:計測/性能標準
の2つがある。
本資料によれば、バイオプラスチックや人工関節なども、後者のタイプの標準化を狙って、活動が進められている。
自社の優れた技術を保護しつつ、かつ普及させる方法として、一番わかり易い戦略である。その際、自社の技術は
特許(根本特殊化学)もしくはノウハウ(日本電波工業)として保護している。ものとして分析可能なものは特許と
して保護すべきであるし、性能が製造技術のようなものに依存する場合にはノウハウとして保護することになる。
(自社に一方的に有利になるように)何を広めるか。これが、標準化戦略を考える上で、まず最初の問いとなる。
今回は(技術は隠して/守って)「ものさし」を広めましょう、ということであった。
次回は、もう一歩複雑な標準化戦略のモデルを、見てみよう。
※注1)図、ページ数等は、第2刷に基づきます。
※注2)本連載は、弊社独自の解釈に基づくものです。
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★「ダントツの発明力と知財力のために」~TechnoProducerの知財教育を、ぜひご活用ください!
弊社スタッフが経験した実際の事例、大学・企業等教育現場での豊富な経験/実績と弊社独自の教育
ノウハウにより、御社の発明力と知財力を確実に向上、事業に貢献する知財活動の実践につなげます。
・例)「発明の本質把握セミナー」「事業に貢献する、強い特許創出セミナー」
技術者向けだけではなく、知財スタッフ/リーダー育成のためのカリキュラムも用意しております。
・例)「知財リーダー育成セミナー ~ 知財部から社長を!」
徹底した知財活動を実践できる技術者/知財スタッフ・リエゾン/リーダーの育成を、弊社と共に目指し
ませんか?
教育カリキュラム、教育内容に関するお問い合わせは、 info@techno-producer.com もしくは弊社営業
担当者まで。
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「あなたの持てるものの中から、あなたのいる場所で、あなたにできることをせよ」T.ルーズベルト
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
▼周りの方に、ご紹介ください。転送大歓迎。
▼メールアドレス変更、配信停止は、mail@techno-producer.comまで。
▼HP http://bit.ly/17028uC
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20080919
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