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TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.127

TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.127
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■■    TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.127


配信数:約6350 配信実績:2008年8月19日より隔週発行
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■6月以降の関連イベント

●今回のトピック
・「Haier(ハイアール・HAI)オープンイノべーションセミナー(6月26日)」のご案内
 http://bit.ly/11Tzp5l

・「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(6)

★「ダントツの発明力と知財力のために」~TechnoProducerの知財教育を!
★発明塾~未来のエジソンを育てます http://bit.ly/11G9VJH

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●今週の一冊
「あたらしい戦略の教科書」酒井 穣

彼の本は、いずれも分かりやすさで定評がある。本書も非常にわかりやすい。

①戦略は時間とともに成長する。新しく入手した情報をもとに戦略を育てつづける
ことが大切。そしてその戦略をもとにコミュニケーションを活性化させる。戦略は
コミュニケーションの手段である。

②皆、自分の抱えている問題は特別だと考えるが、本当に新しい・特別な問題など
ない。過去や他者に学び、どんどんコピーしよう。

③アイデアは「トレードオフ」を解決するために求められるもの。アイデアを求める
ときは、「AAAとBBBを両立させるためのアイデア募集」とやるのがよい。

④「問題」とは目標と現実のギャップ。まずそれを測定することが重要である。


現場の視点で語られており、共感できる点が多い。特に「戦略を育てつづける」
「戦略はコミュニケーションの手段」という点は、全く同感である。


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本メールマガジンは、技術者の方々、知財担当者、教育担当者の方々に、ちょっとした
お役立ち情報を、お届けいたします。

・バックナンバー http://bit.ly/14pZyvz

お申し込みは、mail@techno-producer.comまで。


また、弊社の技術者向け知財教育カリキュラムの抜粋を、コラムにしております。
知財部で人材育成をご担当の方、技術者の方、若い部下をお持ちの方、ぜひ一読
ください。

★コラム:ビジネスと知財
http://bit.ly/14Qz60f


お知り合いの方、知財部門の方、技術者の方、企画部門・人事教育部門の方に、
是非ご転送、ご紹介下さい!

お願いします!!!



★★★★★ 【定期開催中】「知財担当者向け知財戦略勉強会」 ★★★★★★★★★


現在弊社では、知財担当者が知財戦略について学ぶ「知財戦略勉強会」を定期開催して
おります。

「知財で負ければ事業もない時代」
「知財は土地。事業という建物を立てる前に、戦略的に確保すべき」
「アジア諸国企業との競争は、技術競争ではなく知財競争になる」

このような強い想いから、本勉強会は始まりました。

これまでテキストとして取り上げてきた丸島儀一氏の「知的財産戦略」に関する討議は
すでに終了し、現在、小川紘一氏の「国際標準化と事業戦略」を新たにテキストとして
取り上げております。丸島氏の書籍と並んで、知財関係者のみならず、企画や新規事業
担当者、研究者が必ず押さえておくべき本だと、我々は考えています。参加者の皆様が、
相互に成長・発展する場を目指して、引き続き、参加者間で活発に議論を行なっていきます。

原則として、毎月第四金曜日の19:00~21:30、東京都内での開催です。

参加ご希望の方、ご興味お持ちの方は以下までご連絡ください。
折り返し担当者から、詳細につき連絡いたします。

・連絡先 info@techno-producer.com 秋好(あきよし)まで



★★★★★★★★★★ 【定期開催中】『大阪知財塾』 ★★★★★★★★★★★★★★


弊社代表取締役・弁理士の五丁龍志(大阪工業大学知的財産学部客員准教授・漢之光華
グループ顧問※兼務)が、大阪で弁理士試験突破を目指す勉強会を行なっています。

これまで2001年から10年超の受験機関(Wセミナー・TAC)での弁理士受験生指導の
経験を活かし、世界経済の中心となりつつある中国・アジアで活躍できる知財専門家、
実務家を育成します。

・「大阪知財塾」HP
 http://bit.ly/1a34We3

また、これまで以上に実践的な内容とするため、7月から事例研究を行います。

・「知財力育成のための事例分析」
 http://bit.ly/12VMaSY


詳細は以下までお問い合わせください。
・連絡先 IP-seminar@techno-producer.com


※漢之光華グループは、上海光華特許事務所、上海漢之法律事務所、上海漢光知財データ
科学技術有限会社、上海漢光知財鑑定事務所からなり、現在中国国内で有数の「知的財産権
代理業務+法律業務+特許データサービス+鑑定業務」を行う会社です。
http://bit.ly/1702oti



/////////6月以降の知財関連イベント情報///////////////


★知的財産研究会~これからの知財保護・活用戦略を考える

大阪工業大学 主催の「知的財産研究会」が、本年も開催されています。

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/12iiUPS


★ASEAN(タイ、ベトナム、ミャンマー)セミナーのご案内 (東京・大阪)

題記セミナーが、東京・大阪にて開催されます。

・講演内容
-タイ・ベトナムにおける特許・商標出願制度と実務的な出願戦略・留意点
-ミャンマーにおける最新知財動向

<東京セミナー>
・日 時:2013年6月 25日(火) 14:00-17:00
・会 場:東京都新宿区市谷船河原町11番地 飯田橋レインボービル 2B会議室
・参加費:無料

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/170471M

<大阪セミナー>
・日 時:2013年6月28日(金) 14:00-17:00
・会 場:大阪市北区曽根崎新地2-3-21 AX ビル4階 AP梅田大阪 F会議室
・参加費:無料

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/14QzQCE



/////////7月以降の弊社講師セミナー情報///////////////


★7月3日「効かせる、技術系 英語プレゼンのテクニック~for English presentation not English conversation~」(清家)
 英会話からのステップアップ、効果的な技術プレゼンの方法とは?
 http://bit.ly/14pZzj4

★7月3日「技術に携わる人のための「知っておきたい契約知識」」(五丁)
 契約トラブル未然防止のための注意事項が整理・把握できる、すべてのエンジニア必修講座!
 http://bit.ly/129PKab

★7月9日「ロジックツリーを用いた研究開発テーマの明確化と具体的テーマの選定」(楠浦)
 自社の強みが活かせる研究テーマの発掘法、発想法と、知財戦略も含めた強化法について!
 http://bit.ly/1aDR9Jz

★7月30日「知財リエゾン/研究企画担当者のための知的財産戦略」(楠浦)
 現場で知財活動を担う「リエゾン」、事業・研究企画担当者が知っておくべき知財戦略の考え方をわかりやすく!
 http://bit.ly/14pZCvi


皆様のご参加を、講師一同、心よりお待ちしております。



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★★★★ 弊社協力「Haier(ハイアール・HAI)オープンイノべーションセミナー」のご案内 ★★★★

弊社が開催協力をさせていただいております、題記セミナーについて、ご案内申し上げます。
皆様がお持ちの技術が、Haierの製品に生かせないか、ぜひ相談の機会としてご活用ください。

・日 時:6月26日(水) 13:00~16:00

・会 場:KSPホール(川崎市高津区坂戸3-2-1 かながわサイエンスパーク 西棟3F)
 東急田園都市線「溝の口」又はJR南武線「武蔵溝ノ口」下車シャトルバス5分

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/11Tzp5l



★「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(6)

前回(5)では「知的財産が如何にして、市場を拡大しコントロールする戦略的ツールになり得るか」そして
「ポイントは改版権の保持であり、技術進化の方向性を維持し、関連する発明やイノベーションを吸収する
ために、オープン領域の知財が重要な役割を果たす」ことを学んだ。

・「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(5)~TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.125
http://bit.ly/11VK2FH

今回から、具体的な事例を元に、標準化をどのように活用して事業競争力を高め、維持していくのか、その
典型的なパターンを見ていきたい。

本書では「標準化第一モデル」P104とされているモデルが、標準化を活用した最も古典的な手法である。具体的な
事例としては、8章(P202)に「デジタルカメラ」での事例が紹介されている(後日紹介)。


他、材料や部品の分野で、具体的でわかりやすい事例として、以下の資料にいくつか記載がある。

・関連資料1「基準認証政策を巡る動向」経済産業省資料
http://bit.ly/132Ul1d

たとえば、根本特殊化学㈱の「夜光塗料」や日本電波工業㈱の「水晶振動子」が、本書で言う「標準化第一モデル」
に相当する。

自社の製品でしか実現できない性能を標準にすることで、他社が実質上参入不可能とする/他社と大きく差別化する
戦略である。

「自社の優れたもの」を直接標準化するのではなく、あくまでもそれで達成できる性能を、標準化する。いわば
「自社に有利なものさし」を広めることで「自社だけが選ばれるようにする」活動である。

つまり、標準化には
・そのもの/技術自体を標準化する活動:細部仕様の標準
・そのものが達成するべき規準(ものさし)を標準化する活動:計測/性能標準
の2つがある。

本資料によれば、バイオプラスチックや人工関節なども、後者のタイプの標準化を狙って、活動が進められている。


自社の優れた技術を保護しつつ、かつ普及させる方法として、一番わかり易い戦略である。その際、自社の技術は
特許(根本特殊化学)もしくはノウハウ(日本電波工業)として保護している。ものとして分析可能なものは特許と
して保護すべきであるし、性能が製造技術のようなものに依存する場合にはノウハウとして保護することになる。

(自社に一方的に有利になるように)何を広めるか。これが、標準化戦略を考える上で、まず最初の問いとなる。
今回は(技術は隠して/守って)「ものさし」を広めましょう、ということであった。


次回は、もう一歩複雑な標準化戦略のモデルを、見てみよう。


※注1)図、ページ数等は、第2刷に基づきます。
※注2)本連載は、弊社独自の解釈に基づくものです。



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★「ダントツの発明力と知財力のために」~TechnoProducerの知財教育を、ぜひご活用ください!

 弊社スタッフが経験した実際の事例、大学・企業等教育現場での豊富な経験/実績と弊社独自の教育
ノウハウにより、御社の発明力と知財力を確実に向上、事業に貢献する知財活動の実践につなげます。

・例)「発明の本質把握セミナー」「事業に貢献する、強い特許創出セミナー」


技術者向けだけではなく、知財スタッフ/リーダー育成のためのカリキュラムも用意しております。

・例)「知財リーダー育成セミナー ~ 知財部から社長を!」


徹底した知財活動を実践できる技術者/知財スタッフ・リエゾン/リーダーの育成を、弊社と共に目指し
ませんか?

教育カリキュラム、教育内容に関するお問い合わせは、 info@techno-producer.com もしくは弊社営業
担当者まで。


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「あなたの持てるものの中から、あなたのいる場所で、あなたにできることをせよ」T.ルーズベルト

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▼周りの方に、ご紹介ください。転送大歓迎。
▼メールアドレス変更、配信停止は、mail@techno-producer.comまで。
▼HP http://bit.ly/17028uC
▼バックナンバー http://bit.ly/14pZyvz
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20080919
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テーマ : ビジネス
ジャンル : ビジネス

TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.126

TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.126
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■■    TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.126


配信数:約6350 配信実績:2008年8月19日より隔週発行
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■6月以降の関連イベント

●今回のトピック
・「Haier(ハイアール・HAI)オープンイノべーションセミナー」のご案内
・「知的財産戦略」(丸島儀一 著)を読む(6)

★「ダントツの発明力と知財力のために」~TechnoProducerの知財教育を!
★発明塾~未来のエジソンを育てます http://edison-univ.blogspot.com/

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●今週の一冊 
「ちょいデキ!」青野 慶久

①大きな目標を立ててませんか?
②「拡大解釈」していませんか?>事実をありのままに、推測・解釈は禁物
③話すことをあきらめていますか?
④やりたいことをさがしていませんか?
⑤「任せる」とは?
⑥スーパー部下
⑦変化とスピード>お客さんに必要とされる変化と、それに対応するスピードで
あって、変化やスピードそれ自体が目的ではない

それぞれが独立したQ&A形式で書かれており、どれか一つでも実践すれば、
毎日の仕事が「少し」変わる、そんなノウハウがあふれています。

リフレシュも兼ねて、気楽に読んでみてください。

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本メールマガジンは、技術者の方々、知財担当者、教育担当者の方々に、ちょっとした
お役立ち情報を、お届けいたします。

・バックナンバー http://technoproducer.blog84.fc2.com/

お申し込みは、mail@techno-producer.comまで。


また、弊社の技術者向け知財教育カリキュラムの抜粋を、コラムにしております。
知財部で人材育成をご担当の方、技術者の方、若い部下をお持ちの方、ぜひ一読
ください。

★コラム:ビジネスと知財
http://www.johokiko.co.jp/column/column_takahisa_kusuura.php


お知り合いの方、知財部門の方、技術者の方、企画部門・人事教育部門の方に、
是非ご転送、ご紹介下さい!

お願いします!!!



★★★★★ 【定期開催中】「知財担当者向け知財戦略勉強会」 ★★★★★★★★★


現在弊社では、知財担当者が知財戦略について学ぶ「知財戦略勉強会」を定期開催して
おります。

「知財で負ければ事業もない時代」
「知財は土地。事業という建物を立てる前に、戦略的に確保すべき」
「アジア諸国企業との競争は、技術競争ではなく知財競争になる」

このような強い想いから、本勉強会は始まりました。

これまでテキストとして取り上げてきた丸島儀一氏の「知的財産戦略」に関する討議は
すでに終了し、現在、小川紘一氏の「国際標準化と事業戦略」を新たにテキストとして
取り上げております。丸島氏の書籍と並んで、知財関係者のみならず、企画や新規事業
担当者、研究者が必ず押さえておくべき本だと、我々は考えています。参加者の皆様が、
相互に成長・発展する場を目指して、引き続き、参加者間で活発に議論を行なっていきます。

原則として、毎月第四金曜日の19:00~21:30、東京都内での開催です。

参加ご希望の方、ご興味お持ちの方は以下までご連絡ください。
折り返し担当者から、詳細につき連絡いたします。

・連絡先 info@techno-producer.com 秋好(あきよし)まで



★★★★★★★★★★ 【定期開催中】『大阪知財塾』 ★★★★★★★★★★★★★★


弊社代表取締役・弁理士の五丁龍志(大阪工業大学知的財産学部客員准教授・漢之光華
グループ顧問※兼務)が、大阪で弁理士試験突破を目指す勉強会を行なっています。

これまで2001年から10年超の受験機関(Wセミナー・TAC)での弁理士受験生指導の
経験を活かし、世界経済の中心となりつつある中国・アジアで活躍できる知財専門家、
実務家を育成します。

・「大阪知財塾」HP
 http://osakachizaijuku.seesaa.net/

また、これまで以上に実践的な内容とするため、7月から事例研究を行います。

・「知財力育成のための事例分析」
 http://osakachizaijuku.seesaa.net/article/365289977.html


詳細は以下までお問い合わせください。
・連絡先 IP-seminar@techno-producer.com


※漢之光華グループは、上海光華特許事務所、上海漢之法律事務所、上海漢光知財データ
科学技術有限会社、上海漢光知財鑑定事務所からなり、現在中国国内で有数の「知的財産権
代理業務+法律業務+特許データサービス+鑑定業務」を行う会社です。
http://www.iprtop.com/staffs/view/149/?tp=jp



/////////6月以降の知財関連イベント情報///////////////


★知的財産研究会~これからの知財保護・活用戦略を考える

大阪工業大学 主催の「知的財産研究会」が、本年も開催されています。

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://www.oit.ac.jp/ip/pdf/2013_IP_kenkyu.pdf


★訴訟と非訴訟の双方に関する米国の知的財産実務セミナー
The Intersection of Litigation and Non-Litigation in U.S. Intellectual Property

<大阪プログラム>
・日 時:6月11日(火) 13:00 ‐ 18:30
・場 所:大阪市北区梅田2-2-22ハービスPLAZA ENT 5階

<東京プログラム >
・日 時:6月13日(木) 13:00 ‐ 18:30
・場 所:東京都港区赤坂2-17-22 赤坂ツインタワー東館

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://www.finnegan.com/eventregistration/


★日本知財学会2013年度春季シンポジウム 「模倣と創造-イノベーションへの道」

・日 時: 6月20日(木)13:00~17:30
・場 所: 政策研究大学院大学 想海樓ホール (東京都港区六本木7-22-1)

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://www.grips.ac.jp/about/access/



/////////6月以降の弊社講師セミナー情報///////////////


★6月13日「あなたが生み出した技術、本当に会社の利益に貢献していますか?~技術者の仕事の成果は
      『製品』ではなく『特許』である~」(山田)
 技術成果を「知財」として確保することこそ、技術者の仕事!強い特許、役に立つ特許の考え方を学びます。
 http://www.science-t.com/st/cont/id/21039

★7月3日「効かせる、技術系 英語プレゼンのテクニック~for English presentation not English conversation~」(清家)
 英会話からのステップアップ、効果的な技術プレゼンの方法とは?
 http://www.science-t.com/st/cont/id/20991

★7月3日「技術に携わる人のための「知っておきたい契約知識」」(五丁)
 契約トラブル未然防止のための注意事項が整理・把握できる、すべてのエンジニア必修講座!
 http://www.ebrain-j.com/cgi-bin/seminar/seminar_detail.cgi?id=20130703-0003&date=201307

★7月9日「ロジックツリーを用いた研究開発テーマの明確化と具体的テーマの選定」(楠浦)
 自社の強みが活かせる研究テーマの発掘法、発想法と、知財戦略も含めた強化法について!
 http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC130792.php

皆様のご参加を、講師一同、心よりお待ちしております。



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★★★★ 弊社協力「Haier(ハイアール・HAI)オープンイノべーションセミナー」のご案内 ★★★★

弊社が開催協力をさせていただいております、題記セミナーについて、ご案内申し上げます。締め切りが
迫っておりますので、早めのお申込みを、お願い致します。

皆様がお持ちの技術が、Haierの製品に生かせないか、ぜひ相談の機会としてご活用ください。

・日 時:6月26日(水) 13:00~16:00

・会 場:KSPホール(川崎市高津区坂戸3-2-1 かながわサイエンスパーク 西棟3F)
 東急田園都市線「溝の口」又はJR南武線「武蔵溝ノ口」下車シャトルバス5分

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://www.newkast.or.jp/event/h25/event_130626.html



★「知的財産戦略」(丸島儀一 著)を読む(6)

前回(5)では「先行技術の徹底した調査/分析、その技術思想の理解と技術の進歩が結びついて、
新たな発明が生み出される」と学んだ。

・「知的財産戦略」(丸島儀一 著)を読む(5)~TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.120
http://technoproducer.blog84.fc2.com/blog-entry-133.html

今回は、第2章「事業競争力を高める知財活動環境の構築」を見ていきたい。

第1節「知的財産経営の環境づくり」では、

・経営者との関係
・事業部門、研究部門との関係

について、具体的な例を示しての説明がある。「経営者に理解させるには、自社の利益と絡めて
話さなければならない」として、他社の失敗例を挙げることの効果を述べる一方で、「硬軟両用の
構え」が重要とする。

「知的財産を大切にすることで、研究や事業がよい方向に向かう事例を目の当たりにすれば、経営者も
知的財産重視のメリットを肌で感じるはずである」P51

として「研究開発部門」「事業部門」のための知財活動を考えましょう、と説く。

「自分の仕事を構想するための指標を『事業のために役立つ』事に置いた。発明者に喜んでもらえる仕事、
事業部門に喜んで貰える仕事をしようと考えたのである」P53

「発明者や事業部門の人たちと密に接触し、彼らのやりたいことを理解して、それをかなえられるような
知財戦略を練らなければならない」P54

「このような活動を地道に続けているうちに、発明者や事業部門の人から『ありがとう』と言われるよう
になった。研究開発部門、事業部門に『知財のおかげで』という気持ちを持ってもらえたのである」P54

そう言われるまでに、氏はどのような活動をしておられたのであろうか?


知財経営のためにやらなければならないこととして、2つの活動が挙げられている。

・「源流」(研究開発部門)に入る
・源流と下流(事業部門)の「交流の場」を作る

そして、「研究所と事業部の交流は『先読み』につながるため、少しでも早いほうが良い」としている。
上記を「縦」の活動とした場合、「横」(事業部門間)で見ることも、知財部の需要な仕事である、とする。

「攻めと守り」など、独自の知財戦略が生まれてきた背景には、このような「事業のために役立つ」
知財活動、という哲学があるのでしょう。


次回は、知財部門の環境づくりと人材育成、について見て行きたい。


※注1)図、ページ数等は、第1刷に基づきます。
※注2)本連載は、弊社独自の解釈に基づくものです。




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★「ダントツの発明力と知財力のために」~TechnoProducerの知財教育を、ぜひご活用ください!

 弊社スタッフが経験した実際の事例、大学・企業等教育現場での豊富な経験/実績と弊社独自の教育
ノウハウにより、御社の発明力と知財力を確実に向上、事業に貢献する知財活動の実践につなげます。

・例)「発明の本質把握セミナー」「事業に貢献する、強い特許創出セミナー」


技術者向けだけではなく、知財スタッフ/リーダー育成のためのカリキュラムも用意しております。

・例)「知財リーダー育成セミナー ~ 知財部から社長を!」


徹底した知財活動を実践できる技術者/知財スタッフ・リエゾン/リーダーの育成を、弊社と共に目指し
ませんか?

教育カリキュラム、教育内容に関するお問い合わせは、 info@techno-producer.com もしくは弊社営業
担当者まで。


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「自発、自治、自覚」御手洗冨士夫(元キヤノン会長)

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▼メールアドレス変更、配信停止は、mail@techno-producer.comまで。
▼HP http://www.techno-producer.com/index2.html
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20080919

TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.125

TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.125
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■■    TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.125


配信数:約6300 配信実績:2008年8月19日より隔週発行
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■6月以降の関連イベント

●今回のトピック
・第6回 知的財産セミナー 御礼
・「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(5)

★「ダントツの発明力と知財力のために」~TechnoProducerの知財教育を!
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●今週の一冊
「Hot Pepperミラクル・ストーリー ― リクルート式『楽しい事業』のつくり方」

人材排出会社として有名なリクルート。多様な人材を活用し、Hot Pepperを新規
事業として立ち上げたノウハウが、明かされています。

①戦略戦術がメンバー全員で共有され、日々の行動で実践されるための「念仏」
②「誰がバカかわかる」フラットな組織
③意志を込めた「目標数値」と計画と実績の差の分析
④優秀な人材を採用するために、資質を「言語化」
⑤遊ぶ研修
⑥一人の営業担当者が顧客接点の全てを担う「一人屋台」

忙しい中、メンバー全員が本質に基づいて素早く意思決定・実行できるように
するために、「念仏」は非常に重要ですね。

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また、弊社の技術者向け知財教育カリキュラムの抜粋を、コラムにしております。
知財部で人材育成をご担当の方、技術者の方、若い部下をお持ちの方、ぜひ一読
ください。

★コラム:ビジネスと知財
http://www.johokiko.co.jp/column/column_takahisa_kusuura.php


お知り合いの方、知財部門の方、技術者の方、企画部門・人事教育部門の方に、
是非ご転送、ご紹介下さい!

お願いします!!!



★★★★★ 【定期開催中】「知財担当者向け知財戦略勉強会」 ★★★★★★★★★


現在弊社では、知財担当者が知財戦略について学ぶ「知財戦略勉強会」を定期開催して
おります。

「知財で負ければ事業もない時代」
「知財は土地。事業という建物を立てる前に、戦略的に確保すべき」
「アジア諸国企業との競争は、技術競争ではなく知財競争になる」

このような強い想いから、本勉強会は始まりました。

これまでテキストとして取り上げてきた丸島儀一氏の「知的財産戦略」に関する討議は
すでに終了し、現在、小川紘一氏の「国際標準化と事業戦略」を新たにテキストとして
取り上げております。丸島氏の書籍と並んで、知財関係者のみならず、企画や新規事業
担当者、研究者が必ず押さえておくべき本だと、我々は考えています。参加者の皆様が、
相互に成長・発展する場を目指して、引き続き、参加者間で活発に議論を行なっていきます。

原則として、毎月第四金曜日の19:00~21:30、東京都内での開催です。

参加ご希望の方、ご興味お持ちの方は以下までご連絡ください。
折り返し担当者から、詳細につき連絡いたします。

・連絡先 info@techno-producer.com 秋好(あきよし)まで



★★★★★★★★★★ 【定期開催中】『大阪知財塾』 ★★★★★★★★★★★★★★


弊社代表取締役・弁理士の五丁龍志(大阪工業大学知的財産学部客員准教授・漢之光華
グループ顧問※兼務)が、大阪で弁理士試験突破を目指す勉強会を行なっています。

これまで2001年から10年超の受験機関(Wセミナー・TAC)での弁理士受験生指導の
経験を活かし、世界経済の中心となりつつある中国・アジアで活躍できる知財専門家、
実務家を育成します。

・「大阪知財塾」HP
 http://osakachizaijuku.seesaa.net/

個人の方を対象とした毎週土曜日開催の勉強会となります。本格的な学習の場となって
おります、知財の専門知識を習得したい方は、ぜひご参加ください。

詳細は以下までお問い合わせください。
・連絡先 IP-seminar@techno-producer.com


※漢之光華グループは、上海光華特許事務所、上海漢之法律事務所、上海漢光知財データ
科学技術有限会社、上海漢光知財鑑定事務所からなり、現在中国国内で有数の「知的財産権
代理業務+法律業務+特許データサービス+鑑定業務」を行う会社です。
http://www.iprtop.com/staffs/view/149/?tp=jp



/////////6月以降の知財関連イベント情報///////////////


★IPrism国際知的財産シンポジウム-米国改正特許法と日本の対応-

ワシントン大学ロースクール竹中俊子教授を交え、2013年3月に全面施行された米国改正特許法を
テーマに、日米の最新動向について討議が行われます。

・日 時:6月3日 (月) 13:00から
・主 催:大阪大学知的財産センター、大阪発明協会、日本弁理士会近畿支部
・場 所:大阪大学中之島センター 佐治敬三メモリアルホール

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/seminar/2013/06/5531


★知的財産研究会~これからの知財保護・活用戦略を考える

大阪工業大学 主催の「知的財産研究会」が、本年も開催されます。

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://www.oit.ac.jp/ip/pdf/2013_IP_kenkyu.pdf


★日本ライセンス協会 月例研究会

・日 時: 6月4日(火) 14:00-17:00
・演 題:「~企業の知財戦略シリーズ~ ヤマハの知財戦略」
・講 師:大下 晋 氏(ヤマハ株式会社 知的財産部 部長 弁理士)
・会 場:飯田橋 東京理科大学「森戸記念館」第2フォーラム(1F)
     (東京都新宿区神楽坂4-2-2)

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://www.lesj.org/contents/japanese/02_1getsu.html


★進化する米国知財ビジネスから学ぶ ~国際市場で生き残るための、知財収益化の方法論~

DLA PIPER法律事務所 東京オフィス知財部門代表であり、米国特許法逐条解説の著者でもある、
ヘンリー幸田氏による題記セミナーが、開催されます。

・日 時: 6月6日(木)14:00~16:40
・場 所: レクシスネクシス・ジャパン株式会社 セミナールーム
      東京都世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー18階

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://lexisnexis.co.jp/seminar/#seminar20130606


★日本知財学会2013年度春季シンポジウム 「模倣と創造-イノベーションへの道」

・日 時: 6月20日(木)13:00~17:30
・場 所: 政策研究大学院大学 想海樓ホール (東京都港区六本木7-22-1)

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://www.grips.ac.jp/about/access/



/////////6月以降の弊社講師セミナー情報///////////////


★6月11日「【知財戦略セミナー】高収益企業クアルコムに学べ!バリューチェーンを支配し10年先まで
       勝つ方法~材料・部品メーカーの知財戦略、その本質は『顧客を支配すること』である~」(楠浦)
 http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC130667.php

★6月13日「あなたが生み出した技術、本当に会社の利益に貢献していますか?~技術者の仕事の成果は
      『製品』ではなく『特許』である~」(山田)
 技術成果を「知財」として確保することこそ、技術者の仕事!強い特許、役に立つ特許の考え方を学びます。
 http://www.science-t.com/st/cont/id/21039

★7月3日「効かせる、技術系 英語プレゼンのテクニック~for English presentation not English conversation~」(清家)
 英会話からのステップアップ、効果的な技術プレゼンの方法とは?
 http://www.science-t.com/st/cont/id/20991

★7月3日「技術に携わる人のための「知っておきたい契約知識」」(五丁)
 契約トラブル未然防止のための注意事項が整理・把握できる、すべてのエンジニア必修講座!
 http://www.ebrain-j.com/cgi-bin/seminar/seminar_detail.cgi?id=20130703-0003&date=201307


皆様のご参加を、講師一同、心よりお待ちしております。



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★★★ 弊社主催 第6回 知的財産セミナー お礼 ★★★

【タイトル】『特許ネゴシエーターの語る、海外企業との特許交渉』~知財実務の現場から~

今回は、『特許ネゴシエーターの技法』の著者であり、知財交渉の現場を数多く経験しておられる

ベテラン実務家  嵯峨 明雄  様

を講師としてお迎えし、国内外の企業を相手とした特許交渉や特許訴訟について、その要点を
お話いただきました。

特に講演後半では、具体的な事例に基づいた契約や交渉のノウハウ、嵯峨先生ならではのお話を、
伺うことができました。お話の中で出た、

「交渉は、本気度を読み合う勝負」
「情報格差からくる圧力差が、交渉を優位に導く」

などのお言葉は、知財に限らない、普遍的な交渉の極意と感じました。終了後の交流会にも、
多くの方にご参加いただき、嵯峨先生に熱心に質問をされていたのが、とても印象的でした。


弊社では、今後も「ならでは」の実務に役立つお話を、セミナーとして提供していきたいと
考えております。

ご希望ご感想、今後のセミナー開催へのご要望など、ぜひ担当営業宛にお寄せくださいませ。



★「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(5)

2ヶ月ぶりであるが、引き続き「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読み進めたい。

・「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(4)~Vol.119
http://technoproducer.blog84.fc2.com/blog-entry-132.html

今回は、オープン国際標準化環境における事業戦略の法則と事例を見てきたい。


P97の図4.3に、オープン国際標準化が進む環境において、どのような経営戦略を取りうるのかが、示唆
されている。

一つは、依然としてアナログ・擦り合わせ的な構造を持つ産業・事業・製品を探して参入し、全技術体系を
獲得し、保護することである。

全技術体系を持つためには、それなりの時間が掛かるが、それらの摺り合わせ構造が失われなければ、競争力を
長期に渡り維持することが出来る。そのような構造を持つ典型的な産業としては、例えば、農業を始めとする
1次産業、医療のような一部の高度なサービス業がある。


もう一つは、デジタル・モジュラー型に変化する産業において「進化のリーダー」となることである。図4.3
によれば、進化のリーダーになるのは「基幹部品メーカー」である。典型的な例は、弊社のセミナーでも
度々取り上げている、携帯通信用の半導体メーカー クアルコム社である。

デジタル・モジュラー型に変化する産業において、原理的に「基幹部品メーカー」が有利な立場にあることを、
決して忘れてはいけない。例えば、弊社の調査によれば、PC(パーソナルコンピューター)黎明期の歴史に
おいて、コンピューターの巨大メーカーであったIBMは、主導権を握るチャンスが何度もありながら、失敗を
繰り返したことが示されている。一方で、インテルやマイクロソフトは、完璧な戦略とは言い難い状況の中で、
運良くPC産業の支配権を握り、今日に至っている(注1)。

いわゆるセットメーカーは「如何にして部品メーカーに、主導権を握らせないようにするか」を考え、
知財戦を巧妙に仕掛けていく必要があり、部品メーカーは、セットメーカーの圧力により「主導権を手放す」
事態にならないように、戦略を立てることになる。


P100-103に、いくつか参考になる視点がまとめられているので、抜粋紹介したい。

「②・・・デジタル型の製品では、モジュラー化が究極まで進展することで公差が無限大に近づき・・・
取引コストの極めて小さい市場が生まれる。・・・10-50倍もの大きなグローバル市場が瞬時に興隆する」
P100

Vol.119でも紹介した通り、生産技術の発達、製品のソフト化、調達コスト低減圧力による代替品の利用、など
通常「真面目に開発を行えば、当たり前に起こる」製品進化の中で、完成品は必ずモジュラー化していく。
これにより、完成品価格が下がり、普及するのである。「真面目に開発すれば、必ずモジュラー化が促進される」
のである(注2)。

これを、より積極的に行うことが「標準化戦略におけるアライアンス(連携)」ということになる。例えば、
完成品の製造に必要な一部の技術をオープンにし、競争環境を作り出すことで完成品のコストを下げると共に、
普及を早める、という戦略である(詳しくは弊社セミナーにて、クアルコムの事例を参照頂きたい:注3)。

つまり「基幹部品にはコストを掛け、付加価値を高める」と共に、それ以外の部品(や工程)の知財をオープンに
することで「意図的に」競争環境を作り出してコストを極限まで低下させ、完成品全体のコストを下げることで
普及を促進する、ということである。

つまり「バリューチェーン上の他社の付加価値を、知財で攻撃する戦略」と言うことが出来る。もはや
知財戦略は、競合対策ではなく「付加価値の取り合い」であり、製品開発やマーケティング等、事業運営の
根底部分に大きな影響を及ぼす、バリューチェーン間の付加価値設計そのものとなっている。製品や事業の
企画段階から、知財上の打ち手を設計し、先行して知財を確保しておくことが、ますます重要になっている。


ここでもう一つ重要なのは、「オープンにする」というのは「完全に誰でも自由に使えるようにする」のとは
異なる、という点である。

「⑤誰にでも自由に使わせる領域の知財権を決して放棄すること無く堅持し、知財権とテクノロジー・
イノベーションによって技術の進化を独占すれば、・・・グローバル市場で圧倒的な影響力を保持・拡大
できる」P102

これも詳細はクアルコムの事例を参照いただきたいが、ポイントは「改版権の保持」である。技術進化の
方向性を維持し、関連する発明やイノベーションを吸収するために、オープン領域の知財が重要な役割を果たす。

本書では、知的財産が如何にして「市場を拡大しコントロールする戦略的ツール」になり得るか、が示されて
いると同時に、国際標準化環境において、

・基幹部品の開発と保持(基幹部品メーカーは圧倒的に優位である)
・周辺部品、技術の「オープン化」(しかし知財権は手放さない)

が、2つの重要な基本要素であると、述べられている。

次回以降、さらに具体的な事例を見ていこう。



※注1)現在弊社では、PC産業黎明期に関するケーススタディの開発を進めている。これらのケーススタディ
    を通じて「ある部品が、基幹部品として製品全体を支配するために満たすべき要件は何か」
    「そのための知財戦略はどうあるべきか」等を、明らかにしていく予定である。

※注2)筆者の経験では「原価毎年20%削減」のような目標達成のために、部品はなるべく共通化し、
    代替品を探し、特定材料や部品に依存しない方向に製品を進化させ、ソフト化によって製品の品質
    管理や調整を容易にするのが、製品設計や開発の原則である。これに抗って「互換性を無くし、
    モジュラー化しないような」設計を行うことは、経営判断がなければ、まず不可能である。
    しかし、プリンター業界は、競争力の確保のために、これを確実に行なっている。競争力を維持
    するための知財戦略を、日常のの開発活動に着実に落とし込んでいる、見事な例である。

※注3)例えば6月11日に開催予定の以下セミナー内容を参照。
    「【知財戦略セミナー】高収益企業クアルコムに学べ!バリューチェーンを支配し10年先まで
     勝つ方法~材料・部品メーカーの知財戦略、その本質は『顧客を支配すること』である~」
    http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC130667.php

※注4)図、ページ数等は、第2刷に基づきます。
※注5)本連載は、弊社独自の解釈に基づくものです。



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例えば、ボストン・ポップス・オーケストラの指揮者として有名なキース・ロックハートは、自らを
「責任中毒」と称し「責任が生じること自体を、とても楽しんでいる」と、インタビューで述べている。

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20080906

テーマ : ビジネス
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