TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.132
TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.132
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■■ TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.132
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配信数:約6500 配信実績:2008年8月19日より隔週発行
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■9月以降の関連イベント
●今回のトピック
・「知的財産戦略」(丸島儀一 著)を読む(9)
・第7回 知的財産セミナー開催の御礼
~暑い中、多数の方々にご参加いただきました、有難うございました!
★「ダントツの発明力と知財力のために」~TechnoProducerの知財教育を!
★発明塾~未来のエジソンを育てます http://bit.ly/11G9VJH
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●今週の一冊
「知的生活の方法」渡部 昇一
1976年初版の「社会人の勉強法」古典中の古典。お読みになられた方はもちろん、
日々実践しておられる方も、数多いと思いますが、改めまして。
①わからないことをおそれず、わかった気にならない。
②古典を繰り返し読む。
③資料を手元に置く。時は金なり。
④さまざまなテーマについて、資料と考察を蓄積していく。
驚くほど全く色褪せない、珠玉の方法論。
「常に手元に置いて」「古典にあたり」
「わかった気にならず」
「考察を繰り返し」
それを「蓄積」する
この「繰り返し」が、全てということでしょうか、結局。
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本メールマガジンは、技術者の方々、知財担当者、教育担当者の方々に、ちょっとした
お役立ち情報を、お届けいたします。
・バックナンバー http://bit.ly/14pZyvz
お申し込みは、mail@techno-producer.comまで。
また、弊社の技術者向け知財教育カリキュラムの抜粋を、コラムにしております。
知財部で人材育成をご担当の方、技術者の方、若い部下をお持ちの方、ぜひ一読
ください。
★コラム:ビジネスと知財
http://bit.ly/14Qz60f
お知り合いの方、知財部門の方、技術者の方、企画部門・人事教育部門の方に、
是非ご転送、ご紹介下さい!
お願いします!!!
★★★★★★★★★★ 【定期開催中】『知財塾』 ★★★★★★★★★★★★★★
弊社代表取締役・弁理士の五丁龍志(大阪工業大学知的財産学部客員准教授・漢之光華
グループ顧問※兼務)が、「知財のプロ」を目指す方々と勉強会を行なっています。
世界経済の中心となりつつある中国・アジアで活躍できる知財専門家、実務家を育成します。
・「知財塾」HP
http://bit.ly/1a34We3
また、これまで以上に実践的な内容とするため、7月から事例研究を行っております。
・「知財力育成のための事例分析」
http://bit.ly/12VMaSY
詳細は以下までお問い合わせください。
・連絡先 IP-seminar@techno-producer.com
※漢之光華グループは、上海光華特許事務所、上海漢之法律事務所、上海漢光知財データ
科学技術有限会社、上海漢光知財鑑定事務所からなり、現在中国国内で有数の「知的財産権
代理業務+法律業務+特許データサービス+鑑定業務」を行う会社です。
http://bit.ly/1702oti
/////////9月以降の知財関連イベント情報///////////////
★知的財産研究会~これからの知財保護・活用戦略を考える
弊社代表の 五丁 が准教授を務めさせていただいております 大阪工業大学 主催の
「知的財産研究会」が、本年も開催されております。
次回は9月11日です。
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/12iiUPS
★日本ライセンス協会研究会
以下の通り、関西/関東それぞれの月例研究会が開催されます。
<関東>
・日 時: 9月19日(木) 14:00-17:00
・演 題: 「製薬会社知的財産部の仕事と悩み処 - 武田薬品を例にして」
・講 師: 奥村 洋一 氏(武田薬品工業株式会社 知的財産部長)
・会 場: 飯田橋 東京理科大学「森戸記念館」第1フォーラム(B1F)
東京都新宿区神楽坂4-2-2
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/14FGFXT
<関西>
・日 時: 9月25日(水)14:00-17:00
・演 題:「企業における知的財産マネジメント」― キヤノン(株)の知的財産戦略を例にとって ―
・講 師: 田浪 和生 氏(大阪工業大学 知的財産学部長 大学院 知的財産研究科長 教授
〔元 キヤノン株式会社 知的財産法務本部 契約渉外センター所長〕)
・会 場: 大阪科学技術センター 7F 701号室
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/14FGFXT
★[実務家・企業知財担当者向け] 米国特許法セミナー
本セミナーでは、改正審議過程で大きく対立した IT 業界とバイオ・医薬業界は、それぞれ
どのような思惑でどのような主張をし、どの主張が改正法に盛り込まれた/盛り込まれ
なかったのか。このような視点から、AIA の重要規定について、及び、IT 業界とバイオ・
製薬業界、それぞれにとっての具体的な出願戦略について、紹介があります。
・日 時: 10月 1 日(火) 9:30-16:20 セミナー(9:15 開場) 16:30-17:30 交流会
・会 場: 北浜フォーラム(大阪市中央区北浜 1-8-16 大阪証券取引所ビル、京阪・地下鉄「北浜駅」上)
・参加費: 無 料
・共 催: Harness, Dickey & Pierce法律事務所、一般財団法人比較法研究センター(KCLC)
・協 力: 大阪大学知的財産センター(IPrism)
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/14F6vvN
★丸島ゼミ「企業における知的財産戦略支援ゼミ(基礎)」
~企業の知財戦略を学び、それに貢献する弁理士業務の拡充を検討する~
「丸島ゼミ」本年も開催されます。
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/1ciCMKx
★「知的資産経営新ビジネス塾」
本年も、9月17日~10月22日に6回にわたり開催される予定です。
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/16Sak07
/////////9月以降の弊社講師セミナー情報///////////////
★9月3日「ロジックツリーを用いた研究開発テーマの明確化と具体的テーマの選定」(楠浦)
http://bit.ly/15uNon2
演習問題を追加し、よりわかりやすく。知財戦略についても取り上げます。
★9月19日「強い特許の構築法~研究開発の成果を継続的な競争力へと昇華させる為の指針~」(山田)
http://bit.ly/14hDCrA
研究開発の成果を「特許にする」視点で見直し、「会社に貢献する特許」に強化しましょう!
皆様のご参加を、講師一同、心よりお待ちしております。
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★★★★★★ TechnoProducer(株)主催 第7回 知的財産セミナー 開催御礼 ★★★★★★
この度、弊社主催 第7回 知的財産セミナー を8月30日に開催いたしました。今回は、
『敵を知り、己を知る! 「事業で勝ち抜く」ための特許情報分析とは?』
と題して、
(元)キヤノン株式会社 菅田 正夫 氏
にお越しいただき、事業で勝ち抜くための「特許情報分析」について、ご講演頂きました。
・「事業で勝ち抜く」ための経営戦略/事業戦略立案に用いる特許情報分析とは何か?
・特許情報から何がわかるのか?
・勝てる特許情報分析チームを作るためには、どうすればよいのか?
について、名刺交換会も含め、活発な討議が行われました。皆様のご協力に深謝致します。
今回のセミナーに関しまして、お気づきの点、ご意見、ご要望等は、是非以下までお寄せ下さいませ。
・mail: info@techno-producer.com
★★「知的財産戦略」(丸島儀一 著)を読む(9)
前回(8)では、
「『No』を『Yes』にできる新人を育成する」として、特許を「Bargaining Power」として
使い切り、また、それを見越して権利が取得できる、そのような人材を「知財人材として」
育成する必要がある
ことを、学んだ。
・「知的財産戦略」(丸島儀一 著)を読む(8)~TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.130
http://bit.ly/177DusY
今回から、いよいよ第3章「研究開発における知的財産戦略」に入る。
第一節のタイトルに有るように「事業目的に沿った技術の創造」を行うこと、これが、
知財活動の本質である。
まずは、技術系企業として「基盤技術の創出」が必要である。これが、知財経営の基本となる、
としている。ここで「基盤技術」とは、「技術系企業であれば必ず有しているであろう、
どの事業でも共通に用いる技術」である。例えばキヤノンであれば「光学技術、精密技術、
画像技術、制御技術」である。
次に「コア技術」について、言葉の定義も含めて触れている。ここで言うコア技術とは、
必ずしも基盤技術に関係しているとは限らず、
「特定の製品の競争力の中心となる技術」P71
「一つの製品は、「複数の」コア技術から成り立っており、「一つでも確保」すれば、
仲間入りができる」P71
としている。ここで注目すべきは、「確保」という言葉である。ここに、「キヤノン特許部隊」
「キヤノンの徹底した知財戦略」の思想が現れている。
「論文読むなら特許読め、論文書くなら特許書け」
「研究者の仕事が終わるのは、その成果が知財として”確保”された時である」P83
(””は弊社追記)
キヤノンの知財に対する考え方として、いずれもよく引き合いに出される言葉である。開発すれば
よい、製品化すればよい、ということではなく「知財として確保する」ことが重要である、という
思想である。
技術系企業にとって、コア技術の「確保」が如何に重要であるか。後段の、競合企業の動向把握も、
結局同じ所に繋がっている。以前引用した「いまでこそ、研究開発は第三者の特許の検討から始めて
いるが」(P40)の意味が、ここでもわかる。
「製品の企画段階からコア技術の分析、把握を行い、自社の参入ポイントとなるコア技術を特定して、
そのコア技術の確保を図る知的財産戦略を立てる必要がある」P71
「さらに、競業者の特許権を分析し、自社のコア技術に影響を与える特許権(弱み)を認識し、その
特許権の無力化、あるいは影響を抑制する対策を立てる。そして、製品の上市時期を見定めるのである」
P71
そのような準備を怠って市場参入することについて、
「ライバルを無視して(弱みを解消しないで)事業を開始すると、ライバルによる特許権の行使により、
製造差し止めを受けたり、係争解決のためコア技術をライセンス供与せざるをえなくなる状況」P71
になる、それは「痩せ馬の先走り」であると評している。コア技術を守るためにも、競業者の動向を
常に分析しなければならない。
また、コア技術については「実用化までに時間が掛かる」ことを念頭に入れ、改良技術、周辺技術の
確保による「延命化」が重要であるとし、複写機の事例を挙げて具体的に説明がある。
次回は、「コア技術の延命化」について、具体的に見て行きたい。
※注1)図、ページ数等は、第1刷に基づきます。
※注2)本連載は、弊社独自の解釈に基づくものです。
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★「ダントツの発明力と知財力のために」~TechnoProducerの知財教育を、ぜひご活用ください!
弊社スタッフが経験した実際の事例、大学・企業等教育現場での豊富な経験/実績と弊社独自の教育
ノウハウにより、御社の発明力と知財力を確実に向上、事業に貢献する知財活動の実践につなげます。
・例)「発明の本質把握セミナー」「事業に貢献する、強い特許創出セミナー」
技術者向けだけではなく、知財スタッフ/リーダー育成のためのカリキュラムも用意しております。
・例)「知財リーダー育成セミナー ~ 知財部から社長を!」
「知財戦略 事例演習 ~ The Bargaining Power」
「ダントツの知財力と発明力」を目指す企業知財部門の皆様、
徹底した知財活動を実践できる 技術者/知財スタッフ・リエゾン/リーダーの育成を、弊社と共に是非。
教育カリキュラム、教育内容、教材に関するお問い合わせは、 info@techno-producer.com もしくは、
弊社 営業担当者まで。
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「夢が実際の行動になる。その行動から再び夢が生まれる。この相互関係こそ最高の人生を生み出す」
アナイス・ニン
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▼周りの方に、ご紹介ください。転送大歓迎。
▼メールアドレス変更、配信停止は、mail@techno-producer.comまで。
▼HP http://bit.ly/17028uC
▼バックナンバー http://bit.ly/14pZyvz
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20081026
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■■ TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.132
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配信数:約6500 配信実績:2008年8月19日より隔週発行
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■9月以降の関連イベント
●今回のトピック
・「知的財産戦略」(丸島儀一 著)を読む(9)
・第7回 知的財産セミナー開催の御礼
~暑い中、多数の方々にご参加いただきました、有難うございました!
★「ダントツの発明力と知財力のために」~TechnoProducerの知財教育を!
★発明塾~未来のエジソンを育てます http://bit.ly/11G9VJH
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●今週の一冊
「知的生活の方法」渡部 昇一
1976年初版の「社会人の勉強法」古典中の古典。お読みになられた方はもちろん、
日々実践しておられる方も、数多いと思いますが、改めまして。
①わからないことをおそれず、わかった気にならない。
②古典を繰り返し読む。
③資料を手元に置く。時は金なり。
④さまざまなテーマについて、資料と考察を蓄積していく。
驚くほど全く色褪せない、珠玉の方法論。
「常に手元に置いて」「古典にあたり」
「わかった気にならず」
「考察を繰り返し」
それを「蓄積」する
この「繰り返し」が、全てということでしょうか、結局。
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・バックナンバー http://bit.ly/14pZyvz
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また、弊社の技術者向け知財教育カリキュラムの抜粋を、コラムにしております。
知財部で人材育成をご担当の方、技術者の方、若い部下をお持ちの方、ぜひ一読
ください。
★コラム:ビジネスと知財
http://bit.ly/14Qz60f
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★★★★★★★★★★ 【定期開催中】『知財塾』 ★★★★★★★★★★★★★★
弊社代表取締役・弁理士の五丁龍志(大阪工業大学知的財産学部客員准教授・漢之光華
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世界経済の中心となりつつある中国・アジアで活躍できる知財専門家、実務家を育成します。
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また、これまで以上に実践的な内容とするため、7月から事例研究を行っております。
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http://bit.ly/12VMaSY
詳細は以下までお問い合わせください。
・連絡先 IP-seminar@techno-producer.com
※漢之光華グループは、上海光華特許事務所、上海漢之法律事務所、上海漢光知財データ
科学技術有限会社、上海漢光知財鑑定事務所からなり、現在中国国内で有数の「知的財産権
代理業務+法律業務+特許データサービス+鑑定業務」を行う会社です。
http://bit.ly/1702oti
/////////9月以降の知財関連イベント情報///////////////
★知的財産研究会~これからの知財保護・活用戦略を考える
弊社代表の 五丁 が准教授を務めさせていただいております 大阪工業大学 主催の
「知的財産研究会」が、本年も開催されております。
次回は9月11日です。
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/12iiUPS
★日本ライセンス協会研究会
以下の通り、関西/関東それぞれの月例研究会が開催されます。
<関東>
・日 時: 9月19日(木) 14:00-17:00
・演 題: 「製薬会社知的財産部の仕事と悩み処 - 武田薬品を例にして」
・講 師: 奥村 洋一 氏(武田薬品工業株式会社 知的財産部長)
・会 場: 飯田橋 東京理科大学「森戸記念館」第1フォーラム(B1F)
東京都新宿区神楽坂4-2-2
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/14FGFXT
<関西>
・日 時: 9月25日(水)14:00-17:00
・演 題:「企業における知的財産マネジメント」― キヤノン(株)の知的財産戦略を例にとって ―
・講 師: 田浪 和生 氏(大阪工業大学 知的財産学部長 大学院 知的財産研究科長 教授
〔元 キヤノン株式会社 知的財産法務本部 契約渉外センター所長〕)
・会 場: 大阪科学技術センター 7F 701号室
詳細は、以下URLをご参照ください。
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★[実務家・企業知財担当者向け] 米国特許法セミナー
本セミナーでは、改正審議過程で大きく対立した IT 業界とバイオ・医薬業界は、それぞれ
どのような思惑でどのような主張をし、どの主張が改正法に盛り込まれた/盛り込まれ
なかったのか。このような視点から、AIA の重要規定について、及び、IT 業界とバイオ・
製薬業界、それぞれにとっての具体的な出願戦略について、紹介があります。
・日 時: 10月 1 日(火) 9:30-16:20 セミナー(9:15 開場) 16:30-17:30 交流会
・会 場: 北浜フォーラム(大阪市中央区北浜 1-8-16 大阪証券取引所ビル、京阪・地下鉄「北浜駅」上)
・参加費: 無 料
・共 催: Harness, Dickey & Pierce法律事務所、一般財団法人比較法研究センター(KCLC)
・協 力: 大阪大学知的財産センター(IPrism)
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/14F6vvN
★丸島ゼミ「企業における知的財産戦略支援ゼミ(基礎)」
~企業の知財戦略を学び、それに貢献する弁理士業務の拡充を検討する~
「丸島ゼミ」本年も開催されます。
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/1ciCMKx
★「知的資産経営新ビジネス塾」
本年も、9月17日~10月22日に6回にわたり開催される予定です。
詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/16Sak07
/////////9月以降の弊社講師セミナー情報///////////////
★9月3日「ロジックツリーを用いた研究開発テーマの明確化と具体的テーマの選定」(楠浦)
http://bit.ly/15uNon2
演習問題を追加し、よりわかりやすく。知財戦略についても取り上げます。
★9月19日「強い特許の構築法~研究開発の成果を継続的な競争力へと昇華させる為の指針~」(山田)
http://bit.ly/14hDCrA
研究開発の成果を「特許にする」視点で見直し、「会社に貢献する特許」に強化しましょう!
皆様のご参加を、講師一同、心よりお待ちしております。
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★★★★★★ TechnoProducer(株)主催 第7回 知的財産セミナー 開催御礼 ★★★★★★
この度、弊社主催 第7回 知的財産セミナー を8月30日に開催いたしました。今回は、
『敵を知り、己を知る! 「事業で勝ち抜く」ための特許情報分析とは?』
と題して、
(元)キヤノン株式会社 菅田 正夫 氏
にお越しいただき、事業で勝ち抜くための「特許情報分析」について、ご講演頂きました。
・「事業で勝ち抜く」ための経営戦略/事業戦略立案に用いる特許情報分析とは何か?
・特許情報から何がわかるのか?
・勝てる特許情報分析チームを作るためには、どうすればよいのか?
について、名刺交換会も含め、活発な討議が行われました。皆様のご協力に深謝致します。
今回のセミナーに関しまして、お気づきの点、ご意見、ご要望等は、是非以下までお寄せ下さいませ。
・mail: info@techno-producer.com
★★「知的財産戦略」(丸島儀一 著)を読む(9)
前回(8)では、
「『No』を『Yes』にできる新人を育成する」として、特許を「Bargaining Power」として
使い切り、また、それを見越して権利が取得できる、そのような人材を「知財人材として」
育成する必要がある
ことを、学んだ。
・「知的財産戦略」(丸島儀一 著)を読む(8)~TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.130
http://bit.ly/177DusY
今回から、いよいよ第3章「研究開発における知的財産戦略」に入る。
第一節のタイトルに有るように「事業目的に沿った技術の創造」を行うこと、これが、
知財活動の本質である。
まずは、技術系企業として「基盤技術の創出」が必要である。これが、知財経営の基本となる、
としている。ここで「基盤技術」とは、「技術系企業であれば必ず有しているであろう、
どの事業でも共通に用いる技術」である。例えばキヤノンであれば「光学技術、精密技術、
画像技術、制御技術」である。
次に「コア技術」について、言葉の定義も含めて触れている。ここで言うコア技術とは、
必ずしも基盤技術に関係しているとは限らず、
「特定の製品の競争力の中心となる技術」P71
「一つの製品は、「複数の」コア技術から成り立っており、「一つでも確保」すれば、
仲間入りができる」P71
としている。ここで注目すべきは、「確保」という言葉である。ここに、「キヤノン特許部隊」
「キヤノンの徹底した知財戦略」の思想が現れている。
「論文読むなら特許読め、論文書くなら特許書け」
「研究者の仕事が終わるのは、その成果が知財として”確保”された時である」P83
(””は弊社追記)
キヤノンの知財に対する考え方として、いずれもよく引き合いに出される言葉である。開発すれば
よい、製品化すればよい、ということではなく「知財として確保する」ことが重要である、という
思想である。
技術系企業にとって、コア技術の「確保」が如何に重要であるか。後段の、競合企業の動向把握も、
結局同じ所に繋がっている。以前引用した「いまでこそ、研究開発は第三者の特許の検討から始めて
いるが」(P40)の意味が、ここでもわかる。
「製品の企画段階からコア技術の分析、把握を行い、自社の参入ポイントとなるコア技術を特定して、
そのコア技術の確保を図る知的財産戦略を立てる必要がある」P71
「さらに、競業者の特許権を分析し、自社のコア技術に影響を与える特許権(弱み)を認識し、その
特許権の無力化、あるいは影響を抑制する対策を立てる。そして、製品の上市時期を見定めるのである」
P71
そのような準備を怠って市場参入することについて、
「ライバルを無視して(弱みを解消しないで)事業を開始すると、ライバルによる特許権の行使により、
製造差し止めを受けたり、係争解決のためコア技術をライセンス供与せざるをえなくなる状況」P71
になる、それは「痩せ馬の先走り」であると評している。コア技術を守るためにも、競業者の動向を
常に分析しなければならない。
また、コア技術については「実用化までに時間が掛かる」ことを念頭に入れ、改良技術、周辺技術の
確保による「延命化」が重要であるとし、複写機の事例を挙げて具体的に説明がある。
次回は、「コア技術の延命化」について、具体的に見て行きたい。
※注1)図、ページ数等は、第1刷に基づきます。
※注2)本連載は、弊社独自の解釈に基づくものです。
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★「ダントツの発明力と知財力のために」~TechnoProducerの知財教育を、ぜひご活用ください!
弊社スタッフが経験した実際の事例、大学・企業等教育現場での豊富な経験/実績と弊社独自の教育
ノウハウにより、御社の発明力と知財力を確実に向上、事業に貢献する知財活動の実践につなげます。
・例)「発明の本質把握セミナー」「事業に貢献する、強い特許創出セミナー」
技術者向けだけではなく、知財スタッフ/リーダー育成のためのカリキュラムも用意しております。
・例)「知財リーダー育成セミナー ~ 知財部から社長を!」
「知財戦略 事例演習 ~ The Bargaining Power」
「ダントツの知財力と発明力」を目指す企業知財部門の皆様、
徹底した知財活動を実践できる 技術者/知財スタッフ・リエゾン/リーダーの育成を、弊社と共に是非。
教育カリキュラム、教育内容、教材に関するお問い合わせは、 info@techno-producer.com もしくは、
弊社 営業担当者まで。
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アナイス・ニン
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▼周りの方に、ご紹介ください。転送大歓迎。
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20081026
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