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TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.145

TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.145
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■■    TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.145


配信数:約6600 配信実績:2008年8月19日より隔週発行
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■2月以降の関連イベント

●今回のトピック
・「知的財産戦略」(丸島儀一 著)を読む(15)

★「発明塾」とは? http://bit.ly/11G9VJH
「発明塾」は、弊社の登録商標です。

★「ダントツの発明力と知財力」のために~TechnoProducerの知財教育を!

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●今週の一冊
「いい会社をつくりましょう。」塚越寛 著

”かんてんぱぱ”で有名な、伊那食品工業の経営の秘訣を綴った本。

・経営の本質は不易流行。
・会社は永続することが目的。
・会社にあるべきは「同志」の関係。
・会社に必要なのは、安定成長。
・非凡とは、平凡なことを継続すること。

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本メールマガジンは、技術者の方々、知財担当者、教育担当者の方々に、
ちょっとしたお役立ち情報を、お届けいたします。

・バックナンバー http://bit.ly/14pZyvz

お申し込みは、mail@techno-producer.comまで。


また、弊社の技術者向け知財教育カリキュラムの抜粋を、コラムにしております。
知財部で人材育成をご担当の方、技術者の方、若い部下をお持ちの方に、ご一読
いただきたく。

★コラム「ビジネスと知財」 http://bit.ly/14Qz60f


お知り合いの方、知財部門の方、技術者の方、企画部門・人事教育部門の方に、
ぜひご転送、ご紹介ください!

お願いします!!!



★★★★★★★★★★ 【定期開催中】『知財塾』 ★★★★★★★★★★★★★★


弊社代表取締役・弁理士の 五丁(大阪工業大学 知的財産学部 客員准教授・漢之光華
グループ顧問※兼務)が、世界で活躍できる「知財のプロ」を目指す方々と、勉強会を
行っております。

・「知財塾」HP
 http://bit.ly/1a34We3

より実践/実戦的な内容とするため、事例研究も行います。

・「知財力育成のための事例分析」
 http://bit.ly/12VMaSY


参加ご希望、詳細は、以下までお問い合わせください。
・連絡先 IP-seminar@techno-producer.com


※ 漢之光華グループHP http://bit.ly/1702oti



/////////3月以降の知財関連イベント情報///////////////


★知的財産研究会~これからの知財保護・活用戦略を考える(大阪)
弊社代表の 五丁 が准教授を務めさせて頂いております 大阪工業大学 主催の
「知的財産研究会」が、本年も開催中です。

次回予定は、3月12日 です。

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/12iiUPS


★図書館で学ぶ知的財産講座 知財戦略と訴訟戦術(仮題)(神奈川)

・日 時: 3月5日(水) 17:15~19:00
・講 師: 高部 眞規子(たかべ・まきこ) 氏
(横浜地方裁判所・横浜家庭裁判所川崎支部長 前知的財産高等裁判所判事)
・会 場: 神奈川県立川崎図書館2Fホール

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/1dHQaWA


★知財教育シンポジウム in 田町(東京)
山口大学の「知財教育必修化」から1年の状況について紹介がある他、弊社の取組みとして
立命館大学/同MOT大学院、早稲田大学、京都大学、および「発明塾」での指導内容と具体的な
成果について、時間の許す限り「学生の発表も交え」紹介させていただきます。

・日 時: 3月10日(月) 13:00~16:45(受付開始12:30)
・会 場: キャンパス・イノベーションセンター1階 国際会議室(東京都港区芝浦3-3-6)

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/1ldtyq8


★日本MOT学会 第5回年次研究発表会(東京)
知財、サービス・イノベーションに関するセッションを含め、以下日程にて開催されます。
弊社と慶応義塾大学ビジネススクール 岩本教授 の共同研究成果も、12:15からの
セッション(2)-3にて発表いたします。

・日 時: 3月15日(土)
・場 所: 東京理科大学神楽坂キャンパス PORTA 神楽坂 5F

開催概要は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/1mC6q6j

当日の発表スケジュールは、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/1bBLrvn

岩本教授と弊社の発表は、セッション(2)-3にて 12:15から、となります。
また、同セッションで座長を務められます 三藤教授は、立命館大学MOT大学院の研究科長です。

当日学会にご参加の方は、ぜひ、セッション(2)にも、お越し下さいませ。



/////////3月以降の弊社講師セミナー情報///////////////


★3月18日「高収益企業クアルコム等から学ぶ!バリューチェーンを支配し10年先まで勝つ方法」(楠浦)
 知財戦略で成果を上げている企業の具体例を交えて、知財戦略と、それに基づいた発明創出を解説します。
 http://bit.ly/MShP1T


皆様のご参加を、講師一同お待ち申し上げております。



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★★「知的財産戦略」(丸島儀一 著)を読む(15)

前回(14)では、技術者の「知財マインド」「知財センス」について、

(1)「企業の研究開発が完結するのは、その成果を知財として確保した時である」ことの意識付け
(2)特に「権利情報を技術情報に転換する能力」の育成

が重要であることを、学んだ。

・「知的財産戦略」(丸島儀一 著)を読む(14)~TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.143
  http://bit.ly/1pgqE4f

今回は、「第三者の特許権を認識した研究開発活動」である。


一つ目は、いわゆる「先行特許調査」である。

「技術動向調査とともに権利情報調査を欠かさない」P86

ここでは、これから取り組もうとする技術テーマについて、「基本特許の有無」というレベルで
構わないので、第三者の権利の存在を把握しておく必要がある、としている。

「研究者は先行技術の調査は行うが、先行特許の調査は省きがちである。なかには自身が望むテーマの
研究がしたいがために、関連する先行特許の存在を知りたくない・・・研究者さえいる」P86

しかし「事業につながる権利の形成」を考え、また「本当に強みといえるか」に答えを出すためには、
第三者の権利の存在は、必ず知る必要がある。

基本特許の具体的な調査法として、ここでは「審査官引例」の利用を挙げている。一つの効率的な
手法である。


二つ目として、「先行特許の特許マップは、時間軸を考慮して評価する」ことを挙げている。

「特許マップは時間の経過によって変わるものであり、その変化も考慮しつつ見るべきものである」P87

ある時点で、第三者の権利が多数存在しても、それらは「相手が何もしなければ」消滅していく。

「いまは黒でも、事業化するときに白になっていれば、何ら問題はない」P87
「最後に残る黒あるいはグレーの特許、すなわち弱みをいち早く見つけて、この弱みを解消する」P87

そのために、「技術動向、権利情報の調査は継続的に行う」必要がある。これら調査を継続することで、
ライバルの「意図」「動き」がある程度推測できるようになる。ライバルの「意図」「動き」とは、
「研究開発戦略」であり「知財戦略」である。

「ライバルの動きが推測できれば、弱みを解消する交渉のシミュレーションも可能」P88

コア技術、課題の変遷、キーマンの存在、新たなメンバーの追加とそのバックグラウンド、など
特許情報から読み取れる内容は数多く、弊社でも、特定の技術領域/出願人については、常にSDI
調査にて、ウォッチしている。


以上、次回も引き続き「第三者の特許権を認識した研究開発活動」を取り上げる。



※注1)図、ページ数等は、第1刷に基づきます。
※注2)本連載は、弊社独自の解釈に基づくものです。




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★「ダントツの発明力と知財力」を目指す、知財部門、企画部門、研究/開発部門の方々へ

 弊社スタッフが経験した実際の事例、大学・企業等教育現場での豊富な経験/実績と弊社独自の教育
ノウハウにより、御社の発明力と知財力を確実に向上、事業に貢献する知財活動の実践につなげます。

・例)「発明の本質把握 セミナー」「事業に貢献する、強い特許創出 eラーニング」


技術者向けだけではなく、知財スタッフ・リエゾン/リーダー育成のためのカリキュラムも、ございます。

・例)「強い特許の生み出し方 ~ 知財リエゾン育成セミナー」
   「知財戦略 事例演習 ~ The Bargaining Power」


「ダントツの知財力と発明力」を目指す企業知財部門の皆様、

日々、徹底した知財活動を実践できる 技術者/知財スタッフ・リエゾン/リーダーの育成を、弊社と
共に始めてみませんか?

各種ご相談、教育カリキュラム、教育内容、教材に関するお問い合わせは、 info@techno-producer.com
または、弊社 担当者まで。


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「真に創造的なブレークスルーは、物事の背後に隠された”関係”を見抜くことで、得られる」

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▼周りの方に、ご紹介ください
▼メールアドレス変更、配信停止は、mail@techno-producer.comまで
▼HP http://bit.ly/17028uC
▼バックナンバー http://bit.ly/14pZyvz
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TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.144

TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.144
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■■    TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.144


配信数:約6500 配信実績:2008年8月19日より隔週発行
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■2月以降の関連イベント

●今回のトピック
・第8回 知的財産セミナー ~ダントツの発明力と知財力~
 開催ご報告と御礼

・「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(14)


★「発明塾」とは? http://bit.ly/11G9VJH
「発明塾」は、弊社の登録商標です。

★「ダントツの発明力と知財力」のために~TechnoProducerの知財教育を!

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●今週の一冊
「『筋のよい答え』の見つけ方」堀切川一男 著

発明塾の参考書に指定している本書。
2009年の本メールマガジンで書名のみ紹介いたしましたが、改めて内容紹介を。

・「筋のよい答え」とは
最も効果的に課題を解決する、弊害や欠点の少ない答え。
「たとえば、両端に重さの異なる重りをつけたロープを、水平に置いた棒に掛ける。
当然、ずり落ちていく。これを止めるにはどうすればよいか。」

・「因果短縮」思考法
原因と結果の間に潜む事象を洗い出し、その課題を見出すことが解決につながる。
その場合に、原因から結果に至る事象を効率よく洗いだすために、「原因」側から
事象を展開するとともに、「結果」の方からもその結果に至る可能性のある事象を
展開し、双方を突き合わせていく。

・「課題と問題設定」
課題を発見したら、それを解決するための「問い」を立てる。
たとえば、課題「商品の良さが伝わらない」に対して、問い「商品の有効な機能を
洗い出し、数値化できないか」など。

・「基礎」が大事
原理原則のような、基礎的な知識が重要。解決に至る筋道が早い。


堀切川先生独自の「筋のよいアイデアに至る」ためのノウハウが、平易な事例で
紹介されています。


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本メールマガジンは、技術者の方々、知財担当者、教育担当者の方々に、
ちょっとしたお役立ち情報を、お届けいたします。

・バックナンバー http://bit.ly/14pZyvz

お申し込みは、mail@techno-producer.comまで。


また、弊社の技術者向け知財教育カリキュラムの抜粋を、コラムにしております。
知財部で人材育成をご担当の方、技術者の方、若い部下をお持ちの方に、ご一読
いただきたく。

★コラム「ビジネスと知財」 http://bit.ly/14Qz60f


お知り合いの方、知財部門の方、技術者の方、企画部門・人事教育部門の方に、
ぜひご転送、ご紹介ください!

お願いします!!!



★★★★★★★★★★ 【定期開催中】『知財塾』 ★★★★★★★★★★★★★★


弊社代表取締役・弁理士の 五丁(大阪工業大学 知的財産学部 客員准教授・漢之光華
グループ顧問※兼務)が、世界で活躍できる「知財のプロ」を目指す方々と、勉強会を
行っております。

・「知財塾」HP
 http://bit.ly/1a34We3

より実践/実戦的な内容とするため、事例研究も行います。

・「知財力育成のための事例分析」
 http://bit.ly/12VMaSY


参加ご希望、詳細は、以下までお問い合わせください。
・連絡先 IP-seminar@techno-producer.com


※ 漢之光華グループHP http://bit.ly/1702oti



/////////2月以降の知財関連イベント情報///////////////


★知的財産研究会~これからの知財保護・活用戦略を考える(大阪)

弊社代表の 五丁 が准教授を務めさせて頂いております 大阪工業大学 主催の
「知的財産研究会」が、本年も開催中です。

次回予定は、2月19日 です。

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/12iiUPS


★第13回JIPA知財シンポジウム「羽ばたく日本!経済連携下における知財のあり方」(東京)

・日 時: 2月24日(月) 10:30~17:40
・会 場: 東京国際フォーラム ホールC
・参加費: 無料

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/19UdTFZ


★第3回グローバル特許権行使戦略セミナー(東京)

・日 時: 3月1日(土曜日) 13:00ー18:15
・会 場: 早稲田大学早稲田キャンパス 小野記念講堂

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/1bOAJMW


★図書館で学ぶ知的財産講座 知財戦略と訴訟戦術(仮題)(神奈川)

・日 時: 3月5日(水) 17:15~19:00
・講 師: 高部 眞規子(たかべ・まきこ) 氏
(横浜地方裁判所・横浜家庭裁判所川崎支部長 前知的財産高等裁判所判事)
・会 場: 神奈川県立川崎図書館2Fホール

詳細は、以下URLをご参照ください。
http://bit.ly/1dHQaWA



/////////2月以降の弊社講師セミナー情報///////////////


★2月19日「技術者が知っておきたい『技術契約の重要ポイント』~ケースで学ぶ契約トラブル回避のコツ~」(橋本)
 契約トラブル未然防止のための注意事項が整理・把握できる、すべてのエンジニア必修講座!

★2月24日「≪演習で学ぶ≫技術者のための特許の読み方講座~特許公報から実務上の判断をするための
       スキルアップ講座~」(五丁)
 『嫌いだった』特許公報が、『嫌いでなくなる!』、苦手を克服できる!
 

★3月4日「ロジックツリーを用いた研究開発テーマの発掘と知財戦略の策定」(楠浦)
 「特許情報~課題解決分析~ロジックツリー作成~発想」の一連の作業について、実例と簡単な演習で理解を深めましょう。

★3月5日「ケースに学ぶ知的財産」(橋本)
 よくある知的財産に関するトラブルを事例形式で取り上げ、知財の心得と基礎知識をわかりやすく伝授!

★3月7日「『特許性』と『問題特許』の判断」(湯浅)
 特許公報を読む重要な目的である、「特許性」と「問題特許」の判断手法を、体験しながら学びましょう!


皆様のご参加を、講師一同お待ち申し上げております。



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★『新しい「知財ネゴシエーション」のあり方とは?~グローバルな知財ネゴシエーションのあり方~』
(第8回 知的財産セミナー ~ダントツの発明力と知財力~)開催のご報告と御礼

今回は、東京大学 政策ビジョン研究センター客員研究員 二又俊文(ふたまた としふみ)様をお迎えし、
「ネゴシエーション」の心構えから、最近の知財交渉の動向まで、幅広く話題提供いただきました。

講演後の質疑応答、懇親会では、

「実際の交渉における落とし所の読み方」
「交渉に向いた人材とは」

など、さらに突っ込んだお話も頂き、参加者の方からも「大変参考になった」「さらに勉強してみたい」
といった感想が寄せられました。

弊社では、今後も継続して、最新の知財動向に合わせたセミナーを開催する予定です。

お楽しみに!



★★「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(14)

前回(13)では、パーソナルコンピュータ業界の歴史について「IBMの参入とその誤算」までを、紐解いた。

・「国際標準化と事業戦略」(小川紘一 著)を読む(13)~TechnoProducer ビジネスに「効く」知財 Vol.142
 http://bit.ly/1efIPOq

今回は、パーソナルコンピュータ(以下PC)業界の主導権がIntelに移っていく経緯を、引き続き弊社独自の
調査研究結果から見ていく。「国際標準化と事業戦略」では、第5章で関連内容が取り上げられているので、
同時に参照されたい。


1.最新のCPU 80386(i386)チップの採用の見送り
IBMは、Intelが新たに開発した最新のCPU「80386」の採用を見送る。IBMはこの決断の前に、既にCPUがPCに
おいて最も重要な部品であり、それをIntelに依存することの危険性を認識し、自社開発に踏み切っている。
しかし開発は結果的に成功せず、さらに既存のコンピュータ事業との競合をおそれて、Intelの最新チップの
採用も見送ってしまった。

2.Intel自体の変化
1983年に、IntelはIBMから出資を受けている。そしてその後の1985年に、技術力と製造能力の向上により
「セカンドソース(※)」を廃止するという決断を行っている。同じく1985年には、メモリ事業から撤退し、
CPU事業を拡大する決断を行っている。

※セカンドソース
製品の安定供給義務を果たすために、1社独占ではなく、他社にライセンスを出し、別の会社も作れるように
することが、取引条件とされることがある。それまでIBMは、IntelからのCPU調達にあたり、Intelに「他社に
ライセンスせよ」という条件を付けていた。

3.Compaqによる 80386(i386)チップの採用
IBMがIntelの最新チップ 80386(i386)の採用を見送る一方で、互換機メーカーであるCompaqは 80386チップを
採用し、最新の技術を製品化し、シェアを一気に伸ばす。Intelとしても、巨額の投資をして開発した 80386
チップの採用をIBMに見送られた以上、とにかく早くどこかに使ってもらう必要があった。


ここで一旦、IBMとIntelそしてCompaqの打ち手を見てみよう。まず、

・IBMは、モジュラー化したPCにおいて、CPUが最も重要な部品であることに気づいていた

このことは、Intelへの出資/改版権取得、CPUの自社開発、という一連の動きから、明らかである。しかし
最終的に、PC業界を主導することが出来なかった。その中で、

・Intelがセカンドソースを廃止できるまで、力をつけたこと
・互換機メーカー Compaq が、いち早く技術成果を取り込んだこと

が良いタイミングで重なり、Intelが「CPUというコア部品の技術進化を独占し」「その成果をいち早く回収する」
ことに、つながっている。

その後、IntelはさらにPCのモジュラー化を主導し、Compaqも退場を余儀なくされている。モジュラー化の
進展とともに、「組み立て」は、よりオーバヘッドが低い国、企業へと移り変わっていく。いや「移していく」
ことで、コア部品の高価格を維持したまま、最終製品を低価格とし、大量普及させている。

次回は、Intelが「コア部品とその技術進化の独占」と「大量普及」のために行った「仕上げの一手」を、
見て行きたい。



※注1)図、ページ数等は、第2刷に基づきます。

※注2)本稿は、弊社が主催する「国際標準化と事業戦略研究会」の研究成果に基づくものです。無断転載、
引用を禁止します。研究会では、本書には取り上げられていない様々な業界の、知財戦略/標準化戦略を
駆使した事業戦略はどうあるべきか、今後も事例研究を進め、学会等で発表する予定です。お楽しみに。

※注3)小川先生の最新刊として「オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件」が発売されました。
    http://bit.ly/1eM3azn




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 弊社スタッフが経験した実際の事例、大学・企業等教育現場での豊富な経験/実績と弊社独自の教育
ノウハウにより、御社の発明力と知財力を確実に向上、事業に貢献する知財活動の実践につなげます。

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技術者向けだけではなく、知財スタッフ・リエゾン/リーダー育成のためのカリキュラムも、ございます。

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   「知財戦略 事例演習 ~ The Bargaining Power」


「ダントツの知財力と発明力」を目指す企業知財部門の皆様、

日々、徹底した知財活動を実践できる 技術者/知財スタッフ・リエゾン/リーダーの育成を、弊社と
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「君たちの本当の実力を見せてくれ」C.ゴーン

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20090323
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